Sprint Race
FIA Formula2 2022
Round 3

スプリントレースで岩佐歩夢は9位フィニッシュ

it Autodromo Enzo e Dino Ferrari

FIA F2選手権第3戦がイタリア・イモラのエンツォ・ディノ・フェラーリ・サーキットで開催され、4月23日(土)にスプリントレースが行われました。前日のフリープラクティスと予選は降雨に見舞われスケジュールは大幅に変更。今季初のウエットコンディションとなり、赤旗が多発する状況でした。

スプリントレースで岩佐歩夢は9位フィニッシュ

Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢は、初のコース、F2で初のウエットタイヤでの走行となりましたが、難しいコンディションを克服し予選2番手を獲得。スプリントレースではトップ10がリバースグリッドとなるため、5列目9番手からのスタートとなりました。

午後5時55分、気温18℃、路面温度25℃のドライコンディションでフォーメーションラップがスタート。岩佐はスタートで若干出遅れましたがポジションを守り9番手をキープしました。その後、岩佐の後方でアクシデントが発生し、レースは1周目からセーフティカーが導入されました。ストップしたマシンを排除し、レースは5周目に再開されましたが、岩佐は再開直後に後続にパスされ10番手にポジションを下げました。

10周目に上位者がトラブルで脱落し岩佐は9番手となり、ペースを上げて前車に迫りポジションアップのチャンスをうかがいます。しかし1秒以内の背後には迫るものの、オーバーテイクまでには至らずレースは後半戦に入りました。接近した状態で周回を重ねた岩佐ですがポジションは変わらず、入賞目前の9番手で25周のレースを終えました。


Ayumu Iwasa
Ayumu Iwasa 17
DAMS
自分としてはよくない結果だと思っています。まずスタートの出だしが遅く、ポジションを上げることができませんでした。これについてはクラッチのフィーリングの問題があり、自分の感覚とデータでやや違うところがあるので、これから詳しくチェックします。そしてスタートから数周のペースがかなり遅かったです。これはフロントタイヤの温度が上がらず、アンダーステアが強くなってしまったためでした。スタート前のウォームアップを慎重にやりすぎたことで温度が上がり切らなかったと思われますので、今後改善すべき点です。レース後半はペースもよくなり、ラップタイムを見てもマシンはよい感じだと思います。ただ、いろいろなトライをしましたがオーバーテイクが難しいコースで、ポジションを上げることはできませんでした。フィーチャーレースはフロントローからのスタートですが、あまり結果を気にせずに、まずは課題を改善することを目標にして、その先に結果がついてくるものだと考えます 


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