Sprint Race
FIA Formula2 2023
Round 12
雨とアクシデントで赤旗終了のノーポイントレースに。16番手スタートの岩佐は13位
Zandvoort Circuit
FIA F2選手権第12戦のスプリントレースが、オランダのザントフォールトで行われました。
8月25日(金)に行われた予選で、ホンダ・フォーミュラドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢は1セット目、2回目のタイムアタックで思うようにタイムアップができず、2セット目のアタックでばん回を図りました。しかし、3回の赤旗中断によりアタックができないままセッションは終了。予選12番手という不本意な結果に終わりました。スプリントレースでは、前戦ベルギーでのペナルティーにより5グリッド降格となり、他のマシンのペナルティーとの兼ね合いで16番手からスタートとなりました。
スプリントレースのスタート予定時刻は13時15分でしたが、雨が降り続いた関係で8分遅れの開始。セーフティカー(SC)先導のフォーメーションラップでスタートしました。ポールシッターがマシントラブルのためピットスタートとなり、岩佐は15番手で2周のフォーメーションラップを走行。そしてローリングスタートでレースが始まりました。
ところが、1周目に3台が絡む多重クラッシュが発生し、レースは赤旗中断となります。岩佐はアクシデントを回避しましたが、後続に先行を許して13番手となりました。
マシンの回収とガードレールの修復に約30分を要し、14時に再スタートとなりました。しかし、赤旗中断の間に雨は激しさを増し、セーフティカー先導で2周を走行したのち、再び赤旗が提示されてレースは中断。天候回復が見込めないことから、レースはこの時点で終了となりました。
レーシングラップが2周に満たないことから、このレースにおけるポイントの付与はなくなりました。岩佐はシリーズランキング3位をキープしています。