ホンダ・フォーミュラドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢は、7月7日(金)に行われたフリープラクティスでトップタイムをマーク。予選ではわずかなミスでポールポジションを逃しましたが3番手となり、好調な走り出しです。リバースグリッドで行われるスプリントレースでは、上位車のペナルティーにより1グリッド繰り上がり、4列目7番手からのスタートとなりました。
8日(土)のスプリントレースは直前に降った雨で完全にウエットコンディションとなりました。フォーメーションラップがスタートする午後1時15分、雨は上がり、気温19℃、路面温度22℃。路面はフルウエットのため、セーフティカー先導でフォーメーションラップが開始されました。3周に渡るフォーメーションラップののち、ローリングスタートでレースがスタートしました。
激しい水しぶきが上がるなかポジション争いが行われましたが、岩佐のマシンはスローダウンしポジションを大きく落とします。スローダウンした岩佐の目前で接触アクシデントが発生。マシンがストップしたためセーフティカーが先導されました。岩佐はスロー走行でピットインし、フロントウイングを外してブレーキ周りを修復。セーフティカー導入中に、周回遅れとなり隊列の最後尾につくかたちでレースに復帰しました。
周回遅れの21番手となった岩佐は、時折り前車との間を開けてペースアップする走行を繰り返し、ペースを確かめながら走行データを取ることに専念しました。レース終盤にはペースを上げてファステストラップをマークし、21位完走を果たしています。