セーフティカー3回の荒れた展開に。13番手スタートの岩佐歩夢は、アクシデントで14位完走に終わる
FIA F2選手権第6戦アゼルバイジャンは6月12日(日)、フィーチャーレースを迎えました。予選の順位通り、岩佐歩夢は7列目13番手からのスタートです。
午前11時10分、天候は晴れ、気温25℃、路面温度42℃のコンディションでフォーメーションラップがスタートしました。岩佐は第1コーナーを13番手で通過。その後の第4コーナーで後続に多重クラッシュが発生し、1周目からセーフティカーが導入されました。
5周目に再スタートが切られると、岩佐はポジションを12番手に上げます。8周目、スーパーソフトタイヤでスタートした岩佐は、ピットインし、ミディアムタイヤに交換。多くが同じ戦略を採っており、ここから4周の間にピットインするマシンが続きました。それらが落ち着いた11周目、岩佐は14番手を走行していました。
12周目、後方で2台が絡むアクシデントが発生し、再びセーフティカーが導入されました。15周目にレースが再開されますが、リスタートでトップがなかなか加速しない状態となり、後続が混乱。前方でも加速のタイミングが合わず、数カ所で接触が起こりました。その中で岩佐の目前で、接触を回避したマシンが横切り、加速中だった岩佐は避けることはできずに接触。他にもアクシデントが起こり、レースはVSC(バーチャルセーフティカー)が導入されました。岩佐はダメージを負ったフロントウイング交換のため、ピットインを余儀なくされました。VSCは17周目に解除されましたが、15番手でレースに戻った岩佐はペースが上がらず、ポジションをばん回することはできませんでした。23周目、トップのマシンが単独でクラッシュし、3回目のセーフィティカーが導入。岩佐は14番手にポジションを上げましたが、レースは制限時間の1時間を迎え、セーフティカー先導のまま26周でチェッカーフラッグとなりました。