岩佐歩夢、波乱のレースで5位入賞 10ポイントを加算し、ランキング9位に
FIA F2選手権第3戦イモラは24日(日)、フィーチャーレースを迎えました。22日(金)に行われた予選で2番手となった岩佐歩夢は、フロントローからのスタートです。
午前10時20分、気温17℃、路面温度22℃のドライコンディションでフォーメーションラップがスタートしました。スタートでは、フロントローの2台の蹴り出しが悪く、後続に混乱が発生。2列目と3列目のマシンが接触し、1台が弾き飛ばされてクラッシュし、開始早々セーフティカーが導入されました。スタートの悪かった岩佐ですが、アクシデントには巻き込まれずに3番手を確保しました。4周目にレースが再開され、6周目にスピン、クラッシュしたマシンが出て、再びセーフティカーが導入されます。スーパーソフトタイヤでスタートした上位陣には絶好のタイミングとなり、8周目に多くのマシンがピットインを行います。岩佐も8周目にピットインしますが、先行するチームメートと同時となり、タイムロスを余儀なくされました。コース復帰に出遅れた岩佐は、このピットインでポジションを5つ失い、ピットインしたマシン中8番手に後退。ミディアムタイヤでスタートしピットインを行わなかった9台に先行を許し17番手でレースに戻りました。
10周目にレースが再開され、岩佐は前車をパスして16番手にポジションを上げます。その後も前車の背後に迫りチャンスをうかがう岩佐ですが、オーバーテイクには至らず周回を重ねます。20周目、先行するマシンがクラッシュし、岩佐は15番手となりました。
残り10周となった26周目から、ミディアムタイヤでスタートしたマシンがピットインを始め、岩佐はポジションを上げます。残り5周時点で実質6番手を走行する岩佐は、ペースの落ちたマシンを32周目にオーバーテイクし5番手に上がります。33周目にアクシデントが発生し、3回目のセーフティカーが導入され、先導走行の状態で35周のチェッカーフラッグが振られレースは終了しました。
スタートから波乱の展開となり、ピットインではタイムロスがあったものの、岩佐は粘り強く5位入賞を果たし、10ポイントを加算。トータル20ポイントでシリーズランキングを9位に上げて第3戦を終えました。