今シーズンのFIA F2選手権はレースフォーマットが変更され、土曜日に予選順位上位10位がリバースグリッドとなるスプリントレースが、日曜日に予選順位でスタートしタイヤ交換が義務付けられるフィーチャーレースが行われます。
岩佐は3月19日金曜日に行われたフリープラクティスで2番手と好調な滑り出しを見せたものの、予選ではアウトラップでスピンしコースサイドにストップ。ノータイムの結果で22番手となりました。
3月20日土曜日午後7時40分、スプリントレースのフォーメーションラップがスタート。気温17℃、路面温度21℃のコンディションで、岩佐は最後尾、11列目22番手からのスタートです。
好スタートを切った岩佐は第1コーナまでに3台をパスし19番手に浮上しました。3周目に1台がスピンしセーフティカーが導入。岩佐は18番手となります。6周目にレースが再開され、タイヤマネジメントに気を配りながらも前車をパスした岩佐は8周目に14番手までポジションを上げました。
14周目に1台を抜き、15周目に2台が接触し脱落し、残り8周時点で岩佐は11番手となります。レース終盤、タイヤが厳しくなりペースが落ちるクルマが出始めますが、岩佐はペースを上げて前との差を詰め、19周目、21周目、22周目に前車をオーバーテイクしポジションアップ。入賞圏内の8番手でチェッカーフラッグを受けました。
最後尾からのスタートながら、終盤の追い上げで8位入賞を果たした岩佐は、F2初レースでポイント獲得を果たしました。