Sprint Race
FIA Formula2 2022
Round 1

岩佐歩夢は最後尾からスタートし、8位フィニッシュ。F2最初のレースで入賞しポイントを獲得

bh Bahrain International Circuit

Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)の一環としてヨーロッパを拠点に活動する岩佐歩夢は、2022年FIA F2選手権にステップアップしました。DAMSから参戦する岩佐は、20年フランスF4選手権でチャンピオンを獲得し、21年FIA F3選手権を経ての挑戦となります。

岩佐歩夢は最後尾からスタートし、8位フィニッシュ。F2最初のレースで入賞しポイントを獲得

今シーズンのFIA F2選手権はレースフォーマットが変更され、土曜日に予選順位上位10位がリバースグリッドとなるスプリントレースが、日曜日に予選順位でスタートしタイヤ交換が義務付けられるフィーチャーレースが行われます。

岩佐は3月19日金曜日に行われたフリープラクティスで2番手と好調な滑り出しを見せたものの、予選ではアウトラップでスピンしコースサイドにストップ。ノータイムの結果で22番手となりました。

3月20日土曜日午後7時40分、スプリントレースのフォーメーションラップがスタート。気温17℃、路面温度21℃のコンディションで、岩佐は最後尾、11列目22番手からのスタートです。

好スタートを切った岩佐は第1コーナまでに3台をパスし19番手に浮上しました。3周目に1台がスピンしセーフティカーが導入。岩佐は18番手となります。6周目にレースが再開され、タイヤマネジメントに気を配りながらも前車をパスした岩佐は8周目に14番手までポジションを上げました。

14周目に1台を抜き、15周目に2台が接触し脱落し、残り8周時点で岩佐は11番手となります。レース終盤、タイヤが厳しくなりペースが落ちるクルマが出始めますが、岩佐はペースを上げて前との差を詰め、19周目、21周目、22周目に前車をオーバーテイクしポジションアップ。入賞圏内の8番手でチェッカーフラッグを受けました。

最後尾からのスタートながら、終盤の追い上げで8位入賞を果たした岩佐は、F2初レースでポイント獲得を果たしました。


Ayumu Iwasa
Ayumu Iwasa 17
DAMS
最後尾からのスタートでしたが、8位という結果でリカバリーが果たせたことはうれしく思います。予選はクルマもドライバーも悪くない状況だったので、とても残念な結果でした。自分としてもかなり落ち込んだのですが、チームからも励ましてもらい、リフレッシュできて立ち直れたことが大きな一因だと思います。データからも、速さがあることは分かっていたので、レース前には切り替えてポジティブにレースを迎えることができました。スタートはうまくいって、3台をパスすることができました。その後のタイヤマネジメントも悪くなく、レース終盤はペースの落ちたクルマを比較的スムーズにパスすることができました。しかし、タイヤマネジメントについてはもっと詰められるところがあるので、しっかり改善点を見つけて次に臨みたいと思います。
初めてのF2のレースでしたが、接近した戦いなどはF3と大きな違いはないと感じましたが、タイヤマネジメントはよりシビアなものなので、今日の経験を活かしたいと思います。
明日のフィーチャーレースは全くの未知数で、今日のレースとは別の戦いになると思っています。改善すべき点をしっかり出して、自分のポテンシャルをちゃんと発揮することを目標にがんばります 


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