Honda F1参戦60周年の節目にVisa Cash App RBがローンチ
新たにVisa Cash App RB F1 Team(ビザ・キャッシュアップRB)と改名したチームの発表がアメリカ・ラスベガスであり、1964年にRA271でF1に初参戦してから60年の節目の年にHondaがサポートするパワーユニット(PU)で参戦するマシンが披露されました。
Hondaの直近のF1参戦は、2018年のToro Rossoとのパートナーシップによって始まりました。
角田裕毅とダニエル・リカルドが2024年シーズンにステアリングを握るVCARB 01は、Honda RBPTH002と名付けられたPU(1.6リッター V6 ハイブリッド)を搭載していて、60年前のHonda初のF1エンジンが画期的であったことと同じく、多くの勝利を重ねてきました。
(Hondaハイブリッド・パワーユニットの詳細は https://honda.racing/ja/f1/machines を参照)
Oracle Red Bull Racing(オラクル・レッドブル・レーシング)も、Visa Cash App RBと同様にHonda RBPTH002を搭載したマシンを、2月15日に英国のミルトンキーンズにあるチームの拠点で発表します。
Visa Cash App RBとOracle Red Bull Racingの両チームは、2月21日~23日にバーレーンで行われるF1公式テストに参加し、同じくバーレーン・インターナショナル・サーキットで2月29日~3月2日に開催される2024年シーズンの開幕戦に参戦します。
Hondaは2024年のシーズンを通じて、F1初参戦から60周年を記念したキャンペーンを行います。
HRC社長 渡辺 康治
「今年60周年を迎えるHondaのF1参戦の歴史の中で、2018年に始まったこのコラボレーションが、新たにVisa Cash App RBとして出発するこの機会を皆様と祝うことができ誠に光栄です。
熱意ある仲間たちと、パートナーシップ50戦目の節目であった2020年モンツァでのレースで成し遂げた優勝は、我々にとっても大きな誇りであり、常に『夢』に挑戦し続けることの大切さを教えてくれました。
HRCそしてHondaはテクニカルパートナー、チームパートナーとして引き続き全面的にサポートし、Visa Cash App RBの仲間たちと新たな夢の実現、すなわち勝利を目指し戦ってまいります」
Visa Cash App RB CEO ピーター・バイエル
「HondaはF1における長く輝かしい歴史を持っており、2018年に始まったその歴史の重要な一部であることを大変誇りに思います。
このパートナーシップは、HondaがサポートするPUがパフォーマンスのベンチマークとなってきた原動力のひとつであります。
もちろん、1964年にHondaが初めてF1に参戦したときのエンジンとはまったく異なるもので、それ自体が革命的なものでしたが、その時代と現在の状況を振り返ると、60年の間にHondaのチャレンジングスピリットと開発がどれほど進歩したかが分かります」