ウエットコンディションとなったFP3では、ガスリーのトップタイムを筆頭に、フェルスタッペン、セルジオ・ペレスが続きトップ3を独占。その2時間後にスタートした予選では、路面が完全に乾いてはいないものの、ドライタイヤで走行が可能なコンディションとなり、序盤はすぐに雨が降り出す予報となっていたことから、開始直後から多くのマシンが走行を開始しました。
Q1では雨が少し落ちたものの、ウエット用タイヤが必要なほどではなく、ところどころに水が残る難しいコンディションながら、Hondaパワーユニット(PU)勢は全車がトップ10以内に入ってQ2へ進みます。
Q2では、翌日のスタートタイヤを考慮して多くのマシンがミディアムタイヤを装着。Honda PU勢も角田裕毅以外はミディアムでのアタックを行いました。ここでは、フェルスタッペンの3番手にガスリーが続いて4番手、ペレスが6番手となりました。角田も8番手で7戦ぶりのQ3進出。トップ10入りしたドライバーは、角田以外ミディアムタイヤでタイムをマークしたため、明日は周囲と異なる戦略でレースに臨むことになります。
Hondaパワーユニット勢としては、今季第9戦オーストリアGP以来の全車Q3進出となり、フェルスタッペンはQ3で3番手タイムをマーク。トップタイムを記録したルイス・ハミルトン(メルセデス)がPUコンポーネントの交換によって10グリッド降格ペナルティーを受けていることから、明日はフロントローの2番手からスタートします。
ガスリーは上位陣に迫る走りを見せ、フェルスタッペンとわずか0.1秒差の5番手に。明日の4番グリッドを手にしました。ペレスが7番手、角田は10番手で予選を終えていますが、こちらもスタートは1つ順位が繰り上がります。