前日は砂嵐の影響で難しい状況となりましたが、この日は路面コンディションが改善。しかし、相変わらず強風が吹き荒れ、各ドライバーは慎重な走りを余儀なくされました。Red Bull Racingはセルジオ・ペレスが終日走行を担当。Scuderia AlphaTauriは午前のセッションを角田裕毅、午後をピエール・ガスリーという順で臨みました。
ペレスは順調に周回を重ね、チームとしては2日連続で100周超えとなる117周を走破。タイム上位勢が軟らかいC5、C4タイヤを使用していましたが、ペレスは硬めのコンパウンドでロングラン中心のプログラムで、ベストタイムは1分31秒682をマーク。8番手のタイムで一日を終えました。
前日、車体側のトラブルにより早めに走行を切り上げたScuderia AlphaTauriの角田でしたが、この日は精力的に走行を続け、異なるタイヤコンパウンドの特性を理解すべくさまざまな種類のタイヤを試しました。トータル57周をマークし、ベストタイムは1分32秒684で全体11番手となっています。
午後の走行を担当したピエール・ガスリーは、半日で87周と、さらに周回数を伸ばします。日が暮れて気温が下がってからは、軟らかいコンパウンドでのテストを行いました。ガスリーはC5タイヤで1分30秒413を記録し、全体2番手に。Scuderia AlphaTauriの周回数はチームとして計144周で、ハースと並び、この日最多となりました。
今季はテスト期間が短くなり、明日の3日目が最終日。両チームともに2名のドライバーが走行する予定で、2021年シーズンの開幕に向けた最後の仕上げに取り組みます。