Q1ではコース上が混雑し、最終シケインでは多くのトラフィックが発生しました。Scuderia AlphaTauri Hondaの角田裕毅は、この状況に加え、最後のアタック時にやや膨らんでグラベル上を通過してしまい、タイムをロス。わずか0.007秒差で16番手となり、Q2進出を逃しました。
その他のHondaパワーユニット勢3台はトップ6以内につけ、順調にQ1を突破。ピエール・ガスリーは、1回のアタックでQ2進出を決める好アタックを披露しました。
Q2では、フェルスタッペンが2番手以下に大きく差をつけてトップタイムをマーク。このアタックのみでQ3進出を果たしました。セルジオ・ペレスとガスリーは2度目のアタックを行い、ペレスが5番手で突破、ガスリーは10番手と0.016差の12番手に終わりましたが、明日の決勝ではスタートタイヤを自由に選択できます。
Q3は激しい争いとなり、1度目のアタックでフェルスタッペンがトップと0.036秒差の2番手につけます。最終アタックでタイム向上を狙ったものの、フェルスタッペンを含む多くのドライバーが最初のアタックからの更新を果たせず、フロントローの2番グリッドが確定しました。
ペレスは最初のアタックのターン13でスピンを喫し、タイムを記録できず。最終アタックにすべてをかけましたが、非常に僅差の中で、2列目まで約0.2秒差の8番手で予選を終えました。