フェルスタッペンは、全ドライバー中唯一となる1分3秒台の圧倒的な走りで、2戦連続のPP獲得。Hondaとしては83回目のPPとなりました。
前日、パワーユニット(PU)にデータ異常が見られたScuderia AlphaTauri Hondaのピエール・ガスリーは、この日のFP3からMGU-Kを交換。3基目のコンポーネント投入となりましたが、FP3ではHondaパワーユニット勢が全車トップ6入りと好調な流れで予選へと向かいます。
予選Q1は全車が順当に突破を果たし、フェルスタッペンがトップタイム。角田裕毅が4番手、セルジオ・ペレスが5番手と続きます。ガスリーは序盤のアタックでターン10でのトラックリミット違反によりラップタイムが取り消されたものの、その後タイムを出し直して8番手となりました。
Q2は、各車のタイムが接近する中でQ3進出をかけた激しい戦いとなりました。ペレスはここをトップタイムで通過。ガスリー、角田とともにソフトタイヤでの突破を果たしました。フェルスタッペンは、ミディアムタイヤでの突破を果たし、チームメートと異なる戦略でレースに臨みます。
Q3では、フェルスタッペンが2回のアタックともに、ただ一人1分3秒台をマーク。1回目のアタックで出した1分3秒841が最速となり、PP獲得を果たしました。
ペレスはフェルスタッペンから0.3秒差の5番手となりましたが、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がグリッド降格ペナルティーを受けるため、2列目4番グリッドからのスタート。ガスリーはペレスとわずか0.05秒差の6番手で、5番グリッドとなります。角田は8番手に入りましたが、Q3最初のアタックでボッタスの進路を妨害したとして、3グリッド降格のペナルティーが科され、11番グリッドからのスタートとなります。