Q1では、フェルスタッペンの2番手を筆頭に、セルジオ・ペレスが5番手、角田裕毅が7番手、ガスリーが8番手と、Hondaパワーユニット勢全車がトップ8入り、4台そろって難なく突破を決めます。
しかし、Q2では、上位進出が予想されたドライバーが立て続けに敗退。ペレスもその一人となってしまい、通過ラインまでわずか0.1秒差の11番手でQ3進出を逃しました。ただ、明日の決勝ではスタートタイヤを自由に選択できるため、レースでの巻き返しを期します。
ガスリーは素晴らしいアタックを見せ、全体2番手でQ2を突破。フェルスタッペンが4番手で続き、角田も7番手に入り、直近の5戦で4度目となるQ3進出を果たしました。このQ2では、フェルスタッペンがミディアム、Scuderia AlphaTauri Hondaの両ドライバーがソフトタイヤでタイムをマークし、それぞれ明日のスタートタイヤとなります。
Q3では、最後のアタックで波乱が起きます。ガスリーがターン15の出口で膨らんで外側の縁石に乗った際にフロントウイングを破損。マシンの下に潜り込んだウイングが右フロントタイヤを傷つけてパンクを喫し、メインストレートに入ったところでストップします。ガスリーは、幸いにも1回目のアタックで4番手タイムをマークしていたため、2列目グリッドを確保。
フェルスタッペンもこの影響を受けることなく、2台のメルセデス勢に割って入る2番手となり、明日のレースをフロントローからスタート。角田はガスリーから約0.2秒差でしたが、中団勢は僅差にひしめき、8番手で予選を終えました。