2年ぶりのF1開催となったモナコの市街地コースでしたが、FP1ではセルジオ・ペレスがトップタイムをマーク。このタイムは、ソフトタイヤで記録したもので、2番手のカルロス・サインツ(フェラーリ)を約0.1秒上回るものでした。そして、それに次ぐ3番手にミディアムタイヤのマックス・フェルスタッペンが続きました。
Scuderia AlphaTauri Hondaも好調なスタートを切り、ピエール・ガスリーが4番手。モナコGP初走行となる角田裕毅も早い段階からペースを上げ、9番手でFP1を終えました。
午後のFP2は、午前と対照的にやや厳しいセッションとなります。角田は、プールサイドセクションの先でガードレールに接触し、11ラップの走行に留まりました。その他のHondaパワーユニット勢3台はトップ8には入ったものの、フェルスタッペンがルイス・ハミルトン(メルセデス)と0.007秒差の4番手。トップ2はフェラーリ勢が占めました。
ソフトタイヤでのアタック時にトラフィックに遭遇したことも影響し、ガスリーが7番手、ペレスは8番手となりました。
モナコでの伝統の通り、明日の金曜日はF1の走行セッションが行われません。そのため、土曜の予選に向けては、普段よりも1日多く作業時間を取ることができます。予選でのグリッドがレース結果を左右するコースだけに、この時間を活用して調整に取り組みます。