なお、今回のレースから、Red Bull Racingの2台とScuderia AlphaTauri Hondaのピエール・ガスリーのマシンに2基目のPUを投入しています。第2戦のクラッシュ時に2基目を投入しているScuderia AlphaTauriの角田裕毅については、これまでのPUを継続して使用しています。
快晴で高気温という南仏らしい天候でスタートしたFP1は、序盤からコースオフするマシンが続出。Scuderia AlphaTauriの角田も、アタックラップへと向かう直前の最終コーナーで、タイヤが冷えていたためにスピンを喫しましたが、マシンにダメージはなく、すぐにプラン通りの走行を行うことができました。
このFP1で、Red Bull Racingは、フェルスタッペンが3番手、ペレスが4番手と好調なスタート。Scuderia AlphaTauriもガスリーが8番手につけ、そこから約0.1秒差の10番手に角田が入り、Hondaパワーユニット勢は全車がトップ10入りして最初のセッションを終えました。
FP2では、フェルスタッペンがコーナー出口の縁石によってパーツを破損する場面があったものの、それでリズムを崩すことなくトップタイムをマーク。ペレスはソフトタイヤを履いたアタックラップで、スロー走行していたマシンに引っかかり、12番手に終わりました。
中団勢もタイム差が近く、6~8番手はわずか0.013秒差となりましたが、ガスリーはFP1からさらに順位を上げて7番手に。角田は13番手だったものの、6番手とのタイム差は約0.25秒。明日の予選も非常に僅差の戦いとなる可能性が高く、最大限のパフォーマンスを発揮できるように、収集したデータを分析して準備をしていきます。