全20台が出走したQ1では、各車がお互いのトウ(スリップストリーム)を使おうと駆け引きし、コース上には多くのトラフィックが発生。これをいかに避けるかがタイム向上のカギになりました。Hondaパワーユニット勢は、4台揃ってQ1突破タイムをマークしましたが、角田裕毅はベストタイムを記録した最終アタックでトラックリミット違反(コース外走行)の裁定が下され、17番手となってQ2進出を逃しました。
Q2でも、各チームがコースインのタイミングを見計らったことで、ピットレーン上で混雑が起こります。マシン同士のニアミスがあった中、Hondaパワーユニット勢は混乱の影響を受けず、フェルスタッペン、ガスリー、セルジオ・ペレスの3台がそろってQ3へ進出しました。
Q3では、Red Bull Racing Hondaの2台が連なってコースイン。ペレスが先行してフェルスタッペンにトウを受けさせる戦略で、フェルスタッペンは1分19秒台に入れるベストタイムをマークして、3番手で予選を終え、ペレスは9番手となりました。
ガスリーはここ数戦の予選の好調さを維持して、6番手タイムをマーク。明日のスプリント予選での3列目スタートを決めました。
明日のスプリント予選は、18周(最大30分間)で争われます。レース中のピットストップの義務はなく、スタートタイヤは自由に選択可能となります。