Q1は、序盤にランス・ストロール(アストンマーティン)が最終コーナーでクラッシュしたことにより、赤旗中断となります。幸いにもドライバーは無事でしたが、バリアの修復に時間がかかり、20分以上にわたる中断を経て、セッションが再開。その後、マックス・フェルスタッペンが1回のみのアタックで3番手、ピエール・ガスリーが4番手、セルジオ・ペレスが6番手、角田裕毅が7番手と、全車がスムーズに突破を果たします。
Q2では、決勝のスタートタイヤを考慮して、多くのマシンがミディアムタイヤを使用します。ここではフェルスタッペンが圧倒的なペースを見せてトップタイムをマーク。同じくミディアムタイヤで臨んだペレスは7番手、チームメートのトウ(スリップストリーム)を受けて走ったガスリーが5番手となります。
PU交換によるグリッド降格ペナルティーが決まっていた角田は、ソフトタイヤでQ2に臨み、3番手タイムとなりました。
Q3では、2回目のアタックでフェルスタッペンの目前を走行していたペレスが、ターン10でさらに前を走っていた角田の走りに影響されてオーバーランを喫し、それを見たフェルスタッペンはアクセルを緩めます。これによって2台ともに自己ベストタイムを更新できなかったものの、フェルスタッペンが3番手、ペレスが4番手でともに2列目スタートを確保しました。
ガスリーは、Red Bullとメルセデスに次ぐ5番グリッドを獲得。角田は9番手となりましたが、ペナルティーを受けてグリッド降格により後方からのスタート。他に降格となるドライバーの予選順位を上回ったため、明日は17番手スタートとなります。