本当に素晴らしい予選でした。週末を通して好調で、マシンを細かく仕上げてきましたが、最終的に加えたセットアップ変更が少し効いてくれて、限界までしっかり攻め込めるようになり、マシンから最大限の力を引き出すことができました。予選でも順調にペースを上げることができ、いくつかのコーナーでさらにタイムを削れたのも良かったです。

あとはこのペースを決勝でも維持できるかどうかが大きなポイントですね。トウをくれたユウキ（角田裕毅）には本当に感謝しています。彼は自分の1周を犠牲にしてまで協力してくれましたし、素晴らしいチームプレーヤーでした。本当にありがとう。

明日の目標はとにかく勝つことです。そしてチャンピオンシップを獲得するには少しの運も必要ですが、やるべきことは単純明快です。攻めるにしても守るにしても、失うものは何もないので、すべてを出し切るだけです。最も重要な戦いは明日ですし、彼らより12ポイント多く取らなければならないことは分かっていたので、戦うためには今日ポールを取ることが不可欠でした。

失うものが一番少ない立場なので、とてもリラックスしています。ポールポジションはもちろんうれしいですが、この先は少し幸運とアブダビの魔法が必要ですね。

FP3でのピットレーン接触により、マシンのフロアを旧仕様に戻す必要がありました。その影響でパフォーマンス面ではどうしても不利になってしまい、理想的な状況とは言えませんでした。Q3進出は難しくなると覚悟していましたが、なんとか達成できました。

マックスを助けることができて良かったですし、常に目指していた目標でもあり、その点については誇りに思っています。明日もできる限りマックスをサポートすることが目標ですし、集中して臨みたいと思います。単純な戦略ではないかもしれませんが、マックスが5度目のドライバーズタイトルを獲得できるよう力を尽くしたいと思いますし、それが最優先事項です。トップ10はとても僅差なので、自分に何ができるか楽しみにしています。

今日はとても良い一日になりました。昨日と比べてドライビングをしっかり改善できたことで、マシンから“特別なもの”を引き出せた感覚があり、その結果Q3に進むことができてとても満足しています。Q2ではすべてがうまくまとまり、とても良いラップでしたが、これ以上グリップを向上させることができず、残念ながらQ3では再現できませんでした。今日は9番手がベストの結果だったと思います。このサーキットはカタールほど僕たちのマシンに合っていないですし、やるべきことはすべてやり切ったので後悔はありません。

明日の決勝は1ストップになりそうですが、昨日は予想以上にデグラデーション（タイヤの消耗）が大きかったので、そこは引き続き注意して見ていく必要があります。ポイント獲得のために全力を尽くします。

予選ではマシンのフィーリングが良かっただけに、Q2で敗退してしまったのは悔しいです。今日はQ1で3セットのタイヤを使用するなど、必要以上に少し慎重に行きすぎてしまいました。その結果、Q2で新品タイヤが1セットしか残らず、わずかな差でQ3進出を逃すことになってしまいました。

昨日のFP1を走れなかったので、データの多くはFP2から得たもので、FP2が僕にとって初めてマシンに乗ったセッションでもありました。今思えば慎重になりすぎたので、この経験を来年にしっかり活かしていきたいと思います。