スプリントは良い部分と悪い部分がありました。スタートはうまく決まり1つポジションを上げられましたが、そこで頭打ちでした。赤旗の後は展開が自分たちに合わず、前のマシンについていくことができませんでしたし、路面に残ったウェットパッチ（一部濡れた路面）も影響しました。昨日のスプリント予選の時と似た感触で、そう考えると4位という結果は、可能な限り最大限のものだったと思います。

スプリントと予選の間にパフォーマンスを上げるため、クルマにいくつか変更を加えましたが、グリップとトラクションが足りず、滑りやすい状態で思い切り攻められませんでした。そのせいで抑えて走らざるを得ませんでした。なぜ今日はここまでパフォーマンスが悪かったのか、正直理解に苦しんでいます。今週末抱えている問題をまずはしっかり把握し、分析する必要があります。全体的に厳しく、予想外の展開ですが、明日どうなるか見てみたいと思います。

今日は正直、フラストレーションの多い一日でした。スプリントでは、予選に向けてチームとして重要なデータを得るため、これまでとは違うアプローチを試しました。ピットレーンスタートだったので多くのポジションを上げるのは難しかったですが、そのデータは予選に向けてとても有益でした。スプリントから予選にかけてセットアップを変更し、少しでも良い方向に持っていけるようにしました。その結果、クルマの感触は良くなり、確かに前進できたと感じました。ただ、その変更によって新たな課題も生まれてしまい、特にグリップ不足が問題になりました。こうしたコンディションの中ではタイヤをうまく温められず、特に第1セクターで苦戦しました。せっかくポジティブな変化を得られたのに、それを最大限に活かせなかったのは残念です。明日は最後尾スタートですが、できる限り前に上がれるよう全力を尽くします。

午前中のスプリントは難しいレースになりましたが、午後の予選では混乱する中でしっかりまとめることができて良かったです。コンディションはとても難しく、クルマの速さはあったものの、ほとんどの時間はその速さを引き出すよりもコントロールすることに苦労していました。コース上に留めるのも簡単ではありませんでしたが、そんな状況の中で予選5番手という結果は少し驚きでもあり、チームとして素晴らしい成果だと思います。明日はとても良い位置からスタートできますし、コンストラクターズ選手権で重要なポイントを獲得する大きなチャンスです。できる限り最高の結果を目指して全力を尽くします。

チームとして2台そろってQ3に進出できたのは素晴らしい結果です。スプリントでは厳しい展開でしたが、予選ではとても良いペースを発揮できました。Q3ではわずかにタイムを失って数ポジション落としてしまったので、そのあたりの細かい部分をこれから分析する必要がありますが、明日は十分に良い位置からスタートできます。いつも通りポイント獲得を目標に、全力で挑みます。