今日のハイライトは前半、ポジションを取りに行ってオーバーテイクを仕掛けていた場面でした。最初に抜くことができたのは良かったですが、その後ランド（ノリス）選手に抜き返された時点で、残りのレースはタイヤとペースをマネジメントしながら後方を抑える展開になると分かっていました。1周目はターン2に砂が多く、マシンが大きくスナップしてドリフトしているような感覚でした。

予選では大きな前進がありましたが、決勝はロングランで苦戦し、後方からのプレッシャーを受け続ける難しいレースになりました。マクラーレン勢のペースには全く届かず、低速区間ではタイヤの挙動やグリップにも苦戦しました。それでも2位という結果を得られたのは運に助けられた部分もあったと思います。

また、イザック（ハジャー）選手が初めて表彰台に立てたことは本当に嬉しいです。週末を通して素晴らしい走りを見せ、ルーキーとして決して簡単ではない状況で本当に見事でした。

本当にクレイジーなレースでした。最後のスティントでパワーを失う大きな問題があり、マシンをマネジメントするのが非常に難しかったです。セーフティカーも自分にとっては最悪のタイミングで出てしまい、その後にトラブルも発生して、本当に厳しい展開になりました。

それでも集中力を切らさず、状況に合わせて対応しながらポイント圏内を目指し、最終的に9位でフィニッシュすることができました。再びポイントを獲得できたことは自信につながりますし、チームがここ3戦でクルマのパフォーマンスを高めるために多くの努力をしてくれたことを実感しています。今回の結果は前進の一歩だと思います。

そして、イザック（ハジャー）選手とRacing Bullsの皆さん、本当におめでとうございます。この結果がどれほど大きな意味を持つのか分かっているので、心から祝福したいです。

ずっと夢見てきたことで、本当に信じられない気持ちです。まさに天にも昇るような気分で、ここまで全力で取り組んできたチームを心から誇りに思います。今日の結果は予想していませんでしたが、夢のひとつを叶えられたことは本当に格別です。

レースは夏休み明けということもあり、体力的にもかなり厳しかったです。スタートは少し難しかったものの、自分たちの速さと実力でここまで来られました。最後のセーフティカー後の再スタートを完璧に決めることが重要だと分かっていたので、全力で守り抜いてフィニッシュにつなげました。特に序盤のバトルは激しく、ライバルからのプレッシャーも大きかったですが、しっかり耐え抜くことができました。

家族をはじめ、Red Bullファミリーなど、多くの方々に感謝しています。この勢いを次戦以降にもつなげ、さらにポイントを積み重ねていきたいと思います。

チームにとって本当に嬉しい結果です。イザックが素晴らしいレースをして、表彰台に上がれたのは最高です。チームはこれまで一生懸命取り組んできたので、まさにふさわしい結果だと思います。

自分のレースについては、あの接触が起きてしまったことがとても残念です。スチュワードの判断はルールブック通りであり、不運にもカルロス（サインツ）選手はコーナーのエイペックス（頂点）で自分より前にはいませんでした。その接触によって、僕たち二人のレースが台無しになってしまいました。

それでも今回の表彰台という成果は、マシンの持つ可能性を示しています。来週のイタリアGPに向けても非常にポジティブに捉えています。