今日はかなり残念なレースでしたし、少し運もなかったように思います。僕らはウェットレースを想定したセットアップにしていましたが、実際にはほとんどがドライコンディションになってしまいました。その結果、特にリアウイングの選択が裏目に出てしまい、かなり厳しい展開になりました。（レースの再開判断は）少し慎重すぎたように思います。セーフティカー先導で何周か走ることもできたはずですし、ウェットでも素晴らしいレースができるのですから、“雨の名レース”を逃すようなことは避けてほしいと思っています。

スリックタイヤに交換してからは、毎周のようにシャルル（ルクレール）に引き離されてしまいました。終盤に彼がシケインでタイヤをロックアップしたことで差が縮まったように見えましたが、最終的には僕らの速さが足りませんでした。今日のレースでは、僕らのいくつかの弱点も明らかになったと思います。アップグレードの効果は確かに感じられましたが、タイヤの挙動やマネジメント、そしてマシンバランスの面で依然として課題が残っています。今日はできる限りのことをしましたが、引き続き改善を目指し、次戦に向けて頑張ります。

今日は本当にジェットコースターのような一日でした。チームとの間で少し行き違いがあり、最終コーナーでピットインの指示が出たのですが、その時点ですでにピット入口を通り過ぎていたので、非常に残念でした。その後はピエール（ガスリー）を抜こうとベストを尽くしましたが、直線でのスピードがまったく足りず、さらにDRS（空気抵抗低減システム）も使えなかったため、なかなか前に出ることができませんでした。全体として非常にフラストレーションの溜まるレースでしたし、ポイントを獲得できなかったのは悔しいです。ただ、今回のレースから学べることもいくつかありましたので、しっかり切り替えて、来週のブダペストに向けて準備していきます。

今日は本当に楽しいレースでした。今回のようなコンディションでは、ただ完走することだけを考えがちですが、すべてがうまく噛み合って、チームにとっても嬉しい結果になったと思います。路面がまだ湿っている中でのドライタイヤへの交換はいつも難しい判断になりますが、僕らのマシンは非常に速く、前に他車がいないクリーンエアでは素晴らしいペースを発揮できました。熾烈な選手権争いの中では、週末ごとの細かな作業が本当に重要になってきます。だからこそ、この勢いを保ちつつ、夏休み前のレースを良い形で締めくくれるよう頑張っていきたいです。

残念ながら、レース中ほぼずっとマシンにトラブルが出ていて、その影響でかなりのラップタイムを失ってしまいました。原因についてはこれから確認していきますが、走行中も不具合には気づいていて、そのなかでできる限りのことをしようとベストを尽くしました。マシンのフィーリング自体は本当に良かったので、非常に歯がゆいレースでした。チームのみんなが素晴らしい仕事をしてくれただけに、悔しさも大きいです。リアム（ローソン）の結果を見ても、今日はチームでのダブルポイント獲得も十分に狙えたはずです。でも僕はブダペストに向けて自信を持っていますし、来週しっかりと巻き返したいと思います。