Race
F1 2025
Round 5

フェルスタッペン2位、ハジャーがポイント獲得、角田裕毅はリタイア

sa Jeddah

4月20日(日)、F1第5戦サウジアラビアGPの3日目がジェッダ・コーニッシュ・サーキットで開催され、HondaがTeam Partnerとして支援するOracle Red Bull RacingとVisa Cash App Racing Bulls F1 Teamが、決勝レースに臨みました。

フェルスタッペン2位、ハジャーがポイント獲得、角田裕毅はリタイア

Oracle Red Bull Racingのマックス・フェルスタッペン選手はポールポジションからスタートし、2位表彰台を獲得。角田裕毅選手はスタート直後の混戦の中で、ピエール・ガスリー選手(Alpine)との接触によりリタイアとなりました。このアクシデントについてFIAは調査を行いましたが、いずれのドライバーにもペナルティは科されず、「1周目特有のレースインシデント」と判断されています。

Visa Cash App Racing Bulls F1 Teamでは、イザック・ハジャー選手が今季2度目となるトップ10圏内でフィニッシュし、貴重な1ポイントを獲得。リアム・ローソン選手は12位で完走し、次戦に向けて有益なデータを収集するレースとなりました。


Max Verstappen
Max Verstappen 1
Oracle Red Bull Racing
全体として、今後につながる手応えを感じられたレースでした。ペナルティは少し不運でしたが、それ以外ではマシンのパフォーマンスは非常に良かったです。金曜日はタイヤマネジメントにかなり苦しんだので、土曜日・日曜日にここまで好転させられたことは、チームとして大きな前進だったと思います。特にミディアムタイヤであれほど競争力を発揮できたのは嬉しい驚きでした。もちろん自分と後ろのマシンとの差を広げようと意識して走っていましたが、実際に後続を引き離せたのは嬉しかったです。

その後のハードタイヤではフィーリングに慣れるまで少し時間がかかりましたし、アンダーステアも少し感じていました。それでも、最終的にオスカー(・ピアストリ選手)のすぐ後ろで2位に入れたのは、チームにとってポジティブな結果だったと思います。もちろん、デグラデーションが激しいサーキットではまだ改善が必要ですが、今日はセットアップがうまく決まり、マシンも良く仕上がっていて、レースペースも非常に良かったです。特に6位に終わったバーレーンGPのあとだったので、3週連続開催の締めくくりとしてとても良い週末になりました。今後も努力を重ねて、より安定した結果を出していけるよう取り組んでいきたいと思います。これからのレースに向けても前向きな気持ちになれる、本当に良いレースでした。

Yuki Tsunoda
Yuki Tsunoda 22
Oracle Red Bull Racing
今日はレース序盤に起きた接触により、非常に残念な結果となってしまいました。あの時点ではクルマを完全にコントロールできていましたが、前方にはカルロス(・サインツ選手)もいたため、あのコースで最も狭いコーナーでは、どうしても避けきれない状況でした。なんとか回避しようと最善を尽くしましたが、接触の結果リヤウイングにダメージを負ってしまい、安全にレースを続けることが難しくなってしまいました。特に、仲の良いピエール(・ガスリー選手)との接触はとても辛く、お互いにとっても理想的な形ではなかったと思います。2人ともポイントを狙っていた状況でしたし、僕自身も週末ごとに最大限の結果を目指して戦っています。

1周1周がとても大切な経験ですし、その中で学びを重ね、マシンへの理解を深めていくことが重要です。だからこそ、今回のように序盤でレースが終わってしまったのは本当に悔しいです。しかし、今週末は予選で再びQ3に進出するなど、全体としては前進できたと感じていますし、自信も少しずつ高まってきています。

次戦のマイアミGPの前に旧車RB19でのテストも控えていますので、気持ちを切り替えてチームと共にしっかり準備を整え、今度こそポイントを持ち帰れるように全力を尽くします。

Isack Hadjar
Isack Hadjar 6
Visa Cash App Racing Bulls F1 Team
今日はチームにとって堅実なレースだったと思いますし、とても満足しています。スタートはうまく決まりましたし、戦略も狙い通りに展開できました。今回はスティントを長く取る戦略を選びましたが、それがうまくいったと思います。

正直、ポイントを獲得できるとは思っていませんでしたが、マシンのペースは非常に良く、チームの努力が結果につながったと思います。ピットストップ後には2台のウィリアムズの後ろにつく形になりましたが、彼らはチームとして見事な連携を見せていて、アレックス(・アルボン選手)もミスをしませんでした。もし彼らがチームメイト同士でなければ、8位に入れたかもしれません。

レースは決して楽ではなく、自分自身もかなり苦戦しました。いくつかミスもありましたが、全体としてうまくまとめることができたと思います。こういう戦い方こそ、僕がF1で目指しているスタイルです。今後に向けては、なぜ予選で十分な速さを発揮できなかったのかを、しっかりと見直していきたいです。次戦マイアミはスプリントフォーマットなので、スプリント予選前に1回しか走行セッションがない難しい構成ですが、僕たちならやれると信じています。

Liam Lawson
Liam Lawson 30
Visa Cash App Racing Bulls F1 Team
今日は厳しいレース展開となりました。レース全体を通してマシンのペースはとても良かったのですが、どの戦略を選んでも常に前方に他車がいる状態で、なかなか自分の走りをさせてもらえませんでした。加えてペナルティも影響し、残念な結果に終わってしまいました。特に今回は、これまでで一番クルマのフィーリングが良かった週末だっただけに、悔しさが残ります。

チームとしては正しい方向に進んでいると感じていますし、あとはすべてをうまくまとめてポイントにつなげるだけです。イザック(・ハジャー選手)はクリーンな第1スティントを最大限に活かして素晴らしい走りをしてくれましたし、チームとして今週末もポイントを獲得できたのは嬉しいことです。

今のF1は中団グループの戦いが非常に接戦で、ほんのわずかな差が結果に大きく影響します。次のマイアミGPに向けて改善を重ね、この接戦の中でもしっかり戦えるよう準備していきます。マイアミのコースを走るのは初めてですが、とても楽しみにしています。これからも全力で努力し続けます。


Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image

We use cookies

This website uses cookies in order to enhance your overall user experience.

Choose from the options below to manage your cookie preferences. Click here to read our cookie/privacy policy.