ペレスが優勝、フェルスタッペンが2位に続き、2戦連続の1-2フィニッシュ

チームラジオでエンジニアとも話しましたが、うまいレース運びができました。スタートはあまりうまくいかなかったのですが、フェルナンド(アロンソ／アストンマーティン)の後ろまで追い上げることができ、その後は集団との間にギャップを築くことができました。セーフティカーが導入される展開となったときは、2022年のジェッダでの開幕戦を思い出しました。しかし、セーフティカー解除後は仕切り直しで、後続車との差を広げ続けることができ、終盤にプッシュして迫ってきたマックス(フェルスタッペン)もおさえることができました。ファクトリーのあるミルトンキーンズ、そしてサーキットのすべてのスタッフが、私たちのために今シーズンすばらしいマシンを用意してくれました。常にプッシュする姿勢、そして結果に結びつける行動力を持つこのチームの一員でいられることをとてもうれしく、同時に誇りに思っています。とてもレベルが高いチームでレースができていることは非常に光栄です。シーズンはまだ始まったばかりですが、今夜はチームが成し遂げたこのすばらしい結果を喜びたいと思います

レース序盤は少し難しい展開から始まりました。グリップがとても弱く、他のマシンについていくのに苦戦しました。途中からはペースを取り戻すことでポジションを上げることができ、セーフティカーが導入されたこともプラスになりました。そこからは落ち着いて、一台一台をオーバーテイクすることに集中しました。2位が今日の手堅い目標だったと思います。どれだけポジションを上げることができるかが重要でしたが、予選でポールポジションを獲得できていれば話は違っていたはずです。レース終盤での目標はチェコ(ペレス)に追いつくことでしたが、計算上もレースが終わるまでにギャップを十分に縮めるのは難しいと分かりました。追いつこうとプッシュしたラップでバイブレーションを感じはじめ、マシンの不安定さを感じるようになりました。勝つことはもちろん重要ですが、ときには2位をチームに持ち帰ることも大事なのだと自分に言い聞かせました。速さはあるので、これからチームとして2台とも信頼性のあるマシンを作ることが必要であり、もっと改善点はあるはずです。次戦のメルボルンではトラブルなく力を最大限発揮できるレースになることを願っています。今までうまく進めてきていると思いますが、シーズンはまだ先が長いので引き続きチームと共に戦います

11位でレースを終えました。残りわずか4周でポジションを落としてしまい、とても悔しいです。チームは最善を尽くしてくれましたし、すべてがうまくいっていました。ミディアムタイヤでのペースは予選と比べてだいぶ改善しました。チームと共に成し遂げたことにとても満足しているのと同時に、ポイント獲得に届かなかったことが、とても残念でなりません。私たちはすでに気持ちを切り替えて進んでいるので、次戦のメルボルンではパフォーマンスを最大限発揮できるように改善して挑みたいと思います。中団争いのなかでコンスタントにポイントが取れるように、引き続きチームと共に努めます

あまり力を発揮できたレースではありませんでした。スタートと再スタート時に勢いを失ってしまい、トラフィックに巻き込まれてしまいました。特にDRSを使うマシンたちの間に捕まってしまうと、そこからリズムを取り戻してポジションを上げることが難しかったです。
十分に攻めることができず、タイヤマネジメントとプッシュすることのバランスをうまく取ることに苦労し、タイヤを最適な温度までもっていくことができませんでした。終盤、周囲がクリーンな状況で周冠宇(アルファロメオ)を追っていたときのペースは安定して力強く感じました。開幕戦のバーレーンからステップアップはできたと思うので、その点についてはポジティブな結果です。これからも上を目指してプッシュしていきます