スプリント予選フォーマットでは、予選前の調整がフリー走行1セッションのみとなるため、FP1では両チームとも序盤からコースインして精力的に走行を重ねました。Red Bull Racing Hondaのフェルスタッペンとセルジオ・ペレスは、セッション後半でロングラン中心のプログラムだったものの、2-3番手に立ちます。Scuderia AlphaTauri Hondaも、ピエール・ガスリーが中団勢最上位の5番手につけ、インテルラゴス初走行の角田裕毅も好調なペースを見せて12番手で走行を終えました。
FP1を終えて2時間30分後に予選Q1がスタート。ここでは、ペレスとフェルスタッペンが5-6番手、ガスリーと角田が8-9番手となり、4台そろって危なげなくQ2へ進出を果たします。
路面状況の改善により、走行を重ねるたびにタイムアップしていく状況で、各車のタイム差が接近し、僅差の戦いとなったQ2。角田は最後のアタックでタイヤをロックアップさせてしまい、トップ10入りを逃します。角田は明日のスプリント予選を13番手からスタートしますが、決勝に向けて追い上げを狙います。
Q2を突破したフェルスタッペン、ペレス、ガスリーは、Q3でも好走。フェルスタッペンがフロントロー2番手となります。首位のルイス・ハミルトン(メルセデス)は、スプリント予選では1番手からスタートしますが、エンジン交換によってペナルティーが科されており、日曜の決勝ではスプリント予選の結果に加えて5グリッドの降格となります。
ペレスは、3番手にわずか0.013秒差の4番グリッドを獲得。ガスリーも、2戦連続でトップ2チームに次ぐ位置の5番グリッドとなりました。