予選前のFP3での走行中、データに異常を確認したため、ガスリーのエナジーストア(ES/バッテリー)とコントロールエレクトロニクス(CE)をセッション後に交換して予選に臨みました。
予選Q1での1回目のアタックでは、トップタイムのフェルスタッペンを筆頭に、これが予選デビューとなる角田裕毅が2番手、ガスリーが4番手、セルジオ・ペレスが5番手と、4台がトップ5に入り4台そろってのQ2進出を果たします。
Q2は非常に僅差の戦いとなります。明日の決勝でのスタートタイヤを考慮し、4台ともにミディアムタイヤでの突破を狙いましたが、ペレスは1回目のアタックでトラックリミット違反の裁定を受けてタイム抹消。2回目のアタックでは、突破ラインにわずか0.035秒届かず、11番手で予選を終えました。
角田も2回目のアタックでタイムを伸ばせず、13番手でQ2敗退となりました。ただし、両者ともに明日のレースではスタートタイヤを自由に選択することが可能となります。角田はルーキーながらミディアムタイヤでのQ2突破を狙い、果敢にアタック。惜しくも実を結びませんでしたが、チーム、そして本人ともにこのレースへの自信がうかがえます。
Q3へは、フェルスタッペンとガスリーが進出。フェルスタッペンは、1回目のアタックからトップタイムをマークしましたが、メルセデスのルイス・ハミルトンが0.023秒差の2番手に接近。しかし、フェルスタッペンは2回目のアタックでさらにタイムを伸ばし、3つのセクターすべてで最速タイムをマークすると、2番手に約0.4秒の差をつけて自身通算4度目のポールポジションを獲得しました。
ガスリーも力強い走りを見せ、メルセデス、フェラーリに続く5番手で明日の決勝レースをスタートします。