FP1の序盤、角田裕毅はターン4でグラベルにはみ出す場面はあったものの、すぐにコースへ復帰すると、その後は問題なく走行を重ね、5番手タイムをマークします。角田から2番手までの差は0.1秒未満と僅差でしたが、フェルスタッペンは、2番手に0.266秒差をつけてトップに。Hondaパワーユニット勢は全車がトップ10入りし、セルジオ・ペレスが8番手、ピエール・ガスリーが9番手でFP1を終えました。
なお、この日はピレリタイヤのテストも実施され、各チームに4セット、1ドライバーあたり2セットのテストタイヤが配られました。このタイヤは、リアの構造が新しくなったもので、初日の2セッションで使用し、その評価を行います。
また、今大会は、先週よりも1段階軟らかいタイヤコンパウンドが採用されており、戦略への影響も大きくなります。
FP2ではソフトタイヤでの走行が見られ、フェルスタッペンが3番手に。Scuderia AlphaTauriは角田裕毅が6番手、そこから0.023秒差の7番手にガスリーと、FP2も上位で終えました。ペレスは11番手とタイムは目立たなかったものの、全ドライバーの中で最多となる39周を走行しています。