Honda RBPTH003
Honda RBPTH003は、HondaとRed Bull Powertrainsの協力により開発されたF1パワーユニットであり、2025年にOracle Red Bull RacingとVisa Cash App RB Formula One Teamのマシンに使用されます。

2022年シーズンからエンジン開発は凍結され、2025年末までの4シーズンにわたって継続されます。そのため、改称されたHonda RBPTH003は、マックス・フェルスタッペンとオラクル・レッドブル・レーシングを2022年および2023年のF1ドライバーズ&コンストラクターズ世界選手権連覇、さらに2024年のドライバーズ世界選手権獲得へと導いたワールドチャンピオンマシンのパワーユニット(PU)を受け継ぐ形となります。
2014年以降、F1は化石燃料からの脱却を進め、ガソリン駆動の内燃機関(ICE)にエネルギー回生システム(ERS)を組み合わせたハイブリッドパワーユニット(PU)を採用してきました。極めて高出力かつ高効率なこのユニットは、まさに現代F1マシンの「心臓」とも言える存在であります。
2023年シーズン開幕当初からオラクル・レッドブル・レーシングのRB19を駆動するこのPUは、驚異的なパフォーマンスを発揮し、2023年シーズンには95.5%という史上最高の勝率を記録し、F1の歴史を塗り換えました。
製造メーカー:Honda RBPT (Red Bull Powertrains)
PU名:Honda RBPTH003
構成:ターボチャージャー、MGU-K、MGU-H付き90° V6エンジン
排気量:1,600 cc (98 cu in)
重量:150kg
最高回転数:15,000 RPM





