Takumi Takahashi 30
高橋巧
高橋巧は、清成龍一、中上貴晶と果たした2010年の優勝や、13年と14年にマイケル・ファン・デル・マーク、レオン・ハスラムとともに果たした2連覇など、鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)において輝かしい成績を残しています。
株式会社ホンダ・レーシング(HRC)で長年テストライダーを務める高橋は、15年のロードレース世界選手権(MotoGP)のホームラウンドである日本GPにワイルドカードで出場し、12位で完走。 17年はスーパーバイク世界選手権(WSBK)の2大会にワイルドカードで出場し、4レース中3レースでポイントを獲得しました。
19年、高橋は負傷したレオン・キャミアの代役としてWSBKのポルトガル大会に出場し、レース1を15位で完走しました。
21年には、HRC UKとして競争の激しいブリティッシュ・スーパーバイク選手権(BSB)に移籍。スネッタートン300で14位という自己ベストの結果を出しました。
翌22年もHRC UKからBSBに継続参戦し、ブランズハッチでの13位が最高位でした。
22年8月7日の鈴鹿8耐では、HRC公式テストライダーの長島哲太、WSBKライダーのイケル・レクオーナとチームを組み、Hondaにとって2014年以来となる通算28回目、自身4度目となる鈴鹿8耐優勝を果たしました。 CBR1000RR-R FIREBLADE SPをベースとしたファクトリーマシンで参戦し、チームは予選でポールポジション、決勝でファステストラップをマークしました。
23年8月7日、MFJ全日本ロードレース選手権(JRR)JSB1000クラスにも参戦していた高橋は、三重・鈴鹿サーキットで開催された第44回鈴鹿8耐で優勝。 この優勝でHondaは鈴鹿8耐2連覇、通算29勝目。 高橋にとって5勝目となり、鈴鹿8耐の歴代優勝記録に並ぶものとなりました。
そして24年、高橋はJRR JSB1000クラスに日本郵便Honda Dream TPから参戦しています。
さらに高橋は、7月に開催される第45回鈴鹿8耐にもTeam HRC with 日本郵便から参戦。新人ライダーである名越哲平と、MotoGPのCASTROL Honda LCR Teamに所属するフランス人ライダー、ヨハン・ザルコとともにHondaを代表して戦います。