序盤の3時間経過後、クリス・リーシュ、グレゴリー・ファストレ、ウェイン・テッセルズがライダーを担うRAC41-CHROMEBURNERはスーパーストッククラスで2位につけ、11時間を経過した時点で首位に浮上しました。
レースの折り返しでファストレがトラブル解消のためピットインすると、数周遅れて5番手に後退しますが、堅調なラップタイムを刻んでチームは後半4分の1で2つポジションを取り戻します。終盤に再び2位につけたチームは着実に周回を重ね、RAC41-CHROMEBURNERは2位表彰台を獲得しました。
一方、前戦で優勝を飾った#5 F.C.C. TSR Honda Franceは、レース中、ハイレベルなチームワークと決断力を見せ、レース中盤に差し掛かる手前で3番手につけますが、12時間を経過した時点でメカニカルトラブルによりリタイアを余儀なくされました。
CBR1000RR-R FIREBLADE SPを駆る耐久のスペシャリスト、ジョシュ・フック、マイク・ディ・メリオ、高橋裕紀のチームは好調なスタートを切り、2時間を経過した時点で2番手に浮上しました。
しかし、高橋のスティントで2回の小さなトラブルによってピットストップが長引き、4時間が経過した時点では21番手でレースに戻りました。着実なラップタイムと「ネバーギブアップ」精神が功を奏し、8時間経過した時点で6番手まで追い上げ、ここで5ポイントを獲得しました。
見事な追い上げで中盤までには3番手に浮上しますが、トラブルによってジョシュ・フックがピットインすると、クルーの懸命な努力にも関わらず、以降のレース復帰が叶いませんでした。
今回の結果に関わらず、すばらしいチームワークと89ポイントで総合3位という位置をキープしたチームは、胸を張ってボルドールのレースを終えました。
スーパーストッククラス3番手でスタートした#55 National Motosはレース開始から6時間経過の時点で2回のクラッシュに見舞われ、リタイアとなりました。
FIM 世界耐久選手権は、10月9日にチェコで開催される8 Hours of Mostが最終戦となります。