F.C.C. TSR Honda Franceがル・マン24時間レースを9位でフィニッシュ、National Motosはスーパーストッククラスで優勝
CBR1000RR-R FIREBLADE SPを駆るNational Motosは、18番グリッドからスタートすると素晴らしいパフォーマンスを披露してスーパーストッククラスで優勝。総合4位になりました。
レース前半のポジション争いを経て、#55 National Motosは中盤でスーパーストッククラスのトップに躍り出ました。夜にはケビン・トゥルーブが右腕に異常を感じたため、チームマネージャーは、ステファン・エゲアとグイラーム・アンティガの2人でレースを続けることを決めました。
去年の優勝チームF.C.C. TSR Honda Franceは、レース終盤の明け方まで表彰台圏内で走っていましたが、最終的には9位でレースを終えました。
ジョシュ・フック、マイク・ディ・メリオ、高橋裕紀のF.C.C. TSR Honda Franceは、レース開始から3時間が経過するころには3番手で走り、表彰台圏内でした。
レースの折り返しまでに424周を走り2番手にポジションを上げると、そのまま快走を続けて順位をキープしました。
残り6時間となったころ、マシントラブルでピントイン。チームスタッフが懸命に作業を行い、6番手でコースに戻りました。
しかし、タイヤが十分に温まらなかったこともあり、フックが転倒して再びピットに入りました。
F.C.C. TSR Honda Franceは最後までレースを戦い抜き、最終スティントを走った高橋裕紀が9位でフィニッシュしました。
RAC 41 Chromeburnerは14周を走ったところでクラッシュに巻き込まれてリタイアとなりました。
#55 ステファン・ハダジ|National Motosチームマネージャー
「選手が2人しかいない中で、素晴らしいレースができました。プロらしく忍耐強く戦い、最高の結果を手にすることができました。マシンの状態はよかったです。今回の結果で、このマシンが競争力を持っていることを証明できたと思います」
#55 グイラーム・アンティガ
「ル・マンで初めての表彰台、優勝を獲得できました。いいペースで走ることができました。夜の10時以降はライダー2人だけでレースを続けました。マシンのパッケージは素晴らしく、信頼性もありました」
#55 ステファン・エゲア
「夜の10時からゴールまで、ライダー2人だけで走るのは大変でした。気温が高かったのですが、マシンのパフォーマンスは問題ありませんでした。CBR1000RR-R FIREBLADE SPは好きなマシンで、自信を持って走ることができました」
#55 ケビン・トゥルーブ
「右腕に異常を感じて、レースを続けることができませんでした。何とか2スティントを走りましたが、スピードある走りはできませんでした。チームマネージャーの判断で、レース途中からは走行に加わりませんでした。チームメートたちの努力をたたえたいと思います」
#5 ジョシュ・フック
「気温が高い中でタイヤに苦労し、厳しい戦いになりました。日が沈んで気温が下がると、少し調子がよくなりました。目標の表彰台獲得を果たすチャンスはありました。チームはいい仕事をしたと思いますし、チームメートにも感謝しています」
#5 マイク・ディ・メリオ
「気温が高い中でタイヤに苦労しました。次のレースに向けて原因を分析したいと思います。最善を尽くしましたが、次のエストリルに向けてスピードを取り戻す必要があります。チームに問題はありませんでした。チームの仕事に感謝しています」
#5 高橋裕紀
「肉体的にも精神的にも大変なレースでした。走行面と思考面で、学ぶことが多くありました。耐久レースらしく、たくさんの困難がありました。次のレースに向けて、もっと強くなります」