Qualifying
EWC 2026
Round 3

Honda HRCが予選トップ。Honda勢4チームがTOP10 トライアルに進出

jp Suzuka Circuit

7月3日(金)、「2026 FIM世界耐久選手権“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第47回大会(以下、鈴鹿8耐)」の予選が鈴鹿サーキット(三重県)で行われ、Honda HRC(高橋巧、ジョナサン・レイ、ソムキアット・チャントラ)が1番手でTOP10 トライアルへの進出を決めました。

Honda HRCが予選トップ。Honda勢4チームがTOP10 トライアルに進出

金曜日の天候は曇りから晴れとなり、終日ドライコンディションでの走行となりました。

8時30分から10時30分まで120分間のフリー走行が実施され、その後12時からと15時30分からの2回に分けて、ブルーライダー、イエローライダー、レッドライダーの順に各20分間の予選が行われました。鈴鹿8耐の予選は、チーム内上位2人のベストラップの平均タイムで争われます。予選の結果を踏まえて、上位10チームの各2人が4日(土)に行われるTOP10 トライアルに出走。この結果で、1~10番手までのグリッドが決定します。11番手以降のグリッドは予選の結果をもとに決まります。

フリー走行でトップタイムをマークしたのはYoshimura SERT Motulで、2分5秒323をマーク。2番手にBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMが2分5秒360、3番手にF.C.C. TSR Honda France(アラン・テシェ、コロンタン・ペロラーリ、ジョン・マクフィー)が2分5秒415で続きました。

Honda HRCは2分5秒466で4番手。SDG Team HARC-PRO. Honda(國井勇輝、名越哲平、阿部恵斗)が2分5秒749で7番手、Astemo Pro Honda SI Racing(野左根航汰、羽田太河、荒川晃大)が2分5秒836で8番手、Team SAKURAI HONDA(伊藤和輝、日浦大治朗、山中琉聖)が2分5秒894で10番手につけました。上位11チームが2分5秒台に入る接戦となりました。

Honda HRCは、ピット作業の確認を行い予定より早めに走行を終了。松原輝明監督は「3人とも想定していたタイムを記録できました。確認作業を終えたので、午後の予選に向けてタイヤのローテーションも考慮し、早めに切り上げる判断をしました」と理由を語りました。

午後に行われた予選は激しいタイムアタック合戦となり、2分4秒台をマークするライダーが続出しました。

ブルーライダーの走行では、2度のタイムアタックの結果、AutoRace Ube Racing Teamが2分4秒847のベストラップをマークしトップに立ちます。2番手にはHonda HRCの高橋が2分5秒055でつけました。3番手はBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMで2分5秒142。Team ATJ with NTT docomo Business(岩田悟、鈴木光来、國峰啄磨)の岩田が2分5秒800で9番手となりました。

イエローライダーの走行では、Honda HRCのレイが2分4秒422でトップタイムをマーク。2番手はYART Yamaha Official EWC Teamが2分5秒150、3番手はELF Marc VDS Racing Team/KM99が2分5秒208、4番手にF.C.C. TSR Honda Franceのペロラーリが2分5秒310で続きます。以降、Astemo Pro Honda SI Racingの羽田が2分5秒500で6番手、Team SAKURAI HONDAの日浦が2分5秒980で9番手となりました。

レッドライダーの走行では、BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMが2分4秒485でトップ。ELF Marc VDS Racing Team/KM99が2分4秒712で2番手、YAMAHA FACTORY RACING TEAMが2分4秒971で3番手となり、トップ3チームが2分4秒台をマークします。以降、4番手にF.C.C. TSR Honda Franceのマクフィーが2分5秒332でつけ、5番手にHonda HRCのチャントラが2分5秒465で続きます。8番手にSDG Team HARC-PRO. Hondaの阿部が2分5秒759、9番手にTeam SAKURAI HONDAの山中が2分5秒805でつけました。

各ライダーの2度にわたる走行の結果、Honda HRCが平均2分4秒738で総合トップを獲得。F.C.C. TSR Honda Franceが2分5秒321で6番手、Astemo Pro Honda SI Racingは2分5秒323で7番手、SDG Team HARC-PRO. Hondaは2分5秒851で10番手となり、Honda勢の中から4チームが最終グリッドを決定するTOP10 トライアルへ進出を果たしました。

11番手以下はこの予選結果によって決勝グリッドが決定。11番手にTeam SAKURAI HONDA、12番手にTeam ATJ with NTT docomo Business、20番手にHonda Asia-Dream Racing with Astemo(ナカリン・アティラットプワパット、カイルール・イダム・パウィ、モハメド・アデナンタ・プタラ)がつけました。

Honda HRC松原監督は「予選ではチームとして目標に設定していたタイムを3人全員がクリアしてくれました。レイ選手は想定以上のタイムでしたし、チャントラ選手も走るたびにタイムを更新しています。高橋選手も4秒台を出せる力があります。ここまで順調に準備を進めることができていると思います。今後の天候が心配ですが、どんな状況でも対応していきます。まずは、TOP10 トライアルで上位を確保できるようにサポートしたいです」と意気込みを語りました。

Honda HRCは3人のライダーがそろって高いパフォーマンスを発揮しています。5連覇へ向けて、盤石の体制で最終予選となるTOP10 トライアルに挑みます。


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Takumi Takahashi
Takumi Takahashi 30
Honda HRC
フリー走行では2台あるマシンを比較しながら、どちらを使うか最終確認をしました。それぞれにいいところと課題があり、まだ決めきれていませんがよりいい方を選びたいと思っています。
予選では2分4秒台を狙って走りましたが、残念ながら届きませんでした。一発のタイムアタックは得意なタイプではありませんが、1周目から5秒フラットに近いタイムが出せましたし、2回目のアタックも同じようなペースで走れました。ただ、最後に少しミスをしてしまったので、それがなければ4秒台に入れたかもしれません。
レイ選手は4秒台を記録してくれましたし、チャントラ選手もいいタイムを出してくれています。レースウイークを通して3人ともいいペースで走れているので、この流れのまま決勝を迎えたいです。上位チームはどこも強敵ですが、自分たちがやるべきことをしっかりやれば結果はついてくると思っています。

Jonathan Rea
Jonathan Rea 30
Honda HRC
予選はポールポジションを狙って走ったわけではありません。自分のベストを尽くした結果、トップタイムをマークできました。ただ、一番大事なのは決勝です。
ここまで、高橋選手が煮詰めてきたマシンセットをベースに走行を重ねてきました。高橋選手もチャントラ選手もとても速いですし、私たちはチームとして力を発揮することに集中しています。
速いライバルがたくさんいることは分かっていますが、ほかのチームを意識しているわけではありません。どんな状況でも冷静に、安定して、ミスなく走ること。それができたチームが優勝するのだと思います。私たちもそれを実現できるように臨みます。TOP10 トライアルの天候がどうなるか分かりませんが、ベストなパフォーマンスを出せるようにしたいです。

Somkiat Chantra
Somkiat Chantra 30
Honda HRC
走行を重ねるたびに、マシンのフィーリングをつかめるようになっています。ただ、予選ではアクセルを開けるタイミングが少し早く、リアタイヤが滑ってしまったので、タイムを更新できませんでした。もっと乗りこなせるようになりたいです。
レースウイーク前にも一度鈴鹿を走りましたが、このサーキットでの経験はまだ多くありません。それでも、レイ選手や高橋選手が、どこでタイムをロスしているのかなどをアドバイスしてくれたり、励ましてくれたりするので、とても助けられています。
ピットへ戻るたびにチームのみんなが温かく迎えてくれます。とてもいい雰囲気の中で走れているので、走ることをどんどん楽しめるようになってきています。鈴鹿サーキットは難しいコースですが、好きなコーナーも多く、このチームで挑戦できることをうれしく思っています。優勝に貢献できるよう、自分に与えられたスティントをしっかり走りきりたいと思います。

Alan Techer
Alan Techer 5
F.C.C. TSR Honda France
全体として、とてもポジティブな一日になりました。一番の目標はTOP10 トライアル進出だったので、達成できてなによりです。チームもすばらしい仕事をしてくれました。個人的には、予選用タイヤにまだ少し苦戦しています。思うようにマシンを減速させることができず、タイヤの性能をアタックラップで最大限に引き出せていないと感じています。一方で、レース用タイヤはフィーリングがとてもよく、自然に走ることができます。ロングランでも力強いペースを維持できていますし、自信を持って走れています。
決勝が行われる5日(日)は雨になる可能性もありますが、そのようなコンディションでも自信があります。マシンはドライでもウエットでも、少しセットアップを調整するだけで十分に戦える状態です。総合的にみてもチームの状態はよく、上位争いができる準備は整っていると思います。

Corentin Perolari
Corentin Perolari 5
F.C.C. TSR Honda France
全体としていい一日になりました。今週はウエットとドライを繰り返す難しいコンディションが続いていましたが、3人ともいいフィーリングで走ることができています。個人的には、最初の予選セッションは少し悔しさが残りました。本来ならもっといいタイムを出せる感触があったのですが、うまくまとめることができませんでした。それでも2回目の走行はすべてがうまくかみ合い、TOP10 トライアルへの出場権を獲得できました。それがチームの目標だったので、とても満足しています。
日曜日は雨の予報も出ているので、鈴鹿では前方グリッドからスタートすることが重要になります。マシンはドライでもハーフウエットでもいい状態です。チームもレースウイークを通してすばらしい仕事をしてくれています。まずはTOP10 トライアルに集中し、そのあとは決勝に向けて万全の準備を進めていきたいと思います。

John McPhee
John McPhee 5
F.C.C. TSR Honda France
私たちにとって、本当にポジティブな一日になりました。最初の予選セッションには満足していますし、トップタイムで終えることができたのはよかったです。ただ、路面温度が約60℃まで上がり、非常に厳しいコンディションでした。そのため、マシンとタイヤのパッケージが本来持っている性能を100%引き出すことが難しかったです。2回目の走行のコンディションがどうなるか分からなかったので、新品タイヤは1回目から投入することを選びました。その結果、2回目はユーズドタイヤで走ることになり、タイムアップは難しいと分かっていました。それでも、マシンのセッティングを進めることができましたし、決勝に向けた貴重なデータも収集できました。
一番重要だったのは、目標としていたTOP10 トライアルへの出場権を獲得できたことです。私自身、マシンにはとてもいいフィーリングがありますし、チームもすばらしい仕事をしてくれています。すべてがいい方向へ進んでいます。明日のTOP10 トライアルでも、さらに一歩前進し、決勝をできるだけ有利なポジションからスタートできるよう頑張りたいと思います。

Yuki Kunii
Yuki Kunii 73
SDG Team HARC-PRO. Honda
路面温度が上がったことでコンディションが大きく変わり、厳しい予選アタックになりました。2分5秒台に入るのが精一杯で、2回目のアタックもうまくまとめきることができず、トップ10入りも厳しい状況でした。それでも最後に阿部選手がタイムを更新してくれたおかげで、トップ10に残ることができました。本来であれば自分がチームを引っ張らなければいけない立場なので悔しさはありますが、チームとしてTOP10 トライアルへの出場権を確保できたことはよかったと思います。
決勝はコンディションも変わると思うので、予選で見えた課題をしっかり改善して臨みたいです。天候はまだ読めませんが、変化のあるレースになれば自分たちにもチャンスはあると思っています。今年はどのチームも速く、厳しい戦いになると思いますが、チーム全員で力を合わせ、最後までベストを尽くして戦います。

Teppei Nagoe
Teppei Nagoe 73
SDG Team HARC-PRO. Honda
気温の上昇に対して、マシンのセットアップと自分のライディングをうまく合わせ込むことができず、2分7秒台で終わってしまいました。ただ、チームとしては國井選手と阿部選手が2分5秒台を記録してくれたことで上位10番手に残ることができました。私自身には課題の残る予選だったと感じています。
決勝は雨予報ですが、ドライコンディションになる可能性もゼロではありません。タイムアタックは終わったので、これからは決勝を見据えてロングランで安定したアベレージタイムを刻むことが重要になります。限られた時間ではありますが、まだ走る機会はあります。その中でさらにセットアップを煮詰め、決勝に向けてしっかり仕上げていきたいと思っています。

Keito Abe
Keito Abe 73
SDG Team HARC-PRO. Honda
路面温度がかなり上がり、コンディションが大きく変わった中での予選でした。その変化に少し戸惑いはありましたが、1回目の走行を終えた後にセットアップを変更したことで、いいフィーリングを得ることができました。
その状態で2回目のアタックに臨みましたが、単独ではタイムアップが難しい状況でした。赤旗後のアタックでは、ちょうど前に速いライダーがいたので、そのペースをうまく使うことができ、なんとかタイムを更新できました。TOP10 トライアルに残ることができたので、まずはひと安心です。TOP10 トライアルは、単独でタイムを出すことが得意な國井選手に任せつつ、自分は気持ちよく走りきれればと思っています。
もちろん自己ベスト更新は目指しますが、昨年は気負いすぎて空回りしてしまった部分もあったので、今年はリラックスして臨みたいですね。

Nakarin Atiratphuvapat
Nakarin Atiratphuvapat 88
Honda Asia-Dream Racing with Astemo
テスト中にチームメートが転倒したため、今日はその影響を確認しながら、マシンを本来の状態へ戻す作業に取り組みました。予選1回目では、最初にコースインして速いライダーたちの後ろにつき、タイムアップを狙いました。しかし、自分自身のミスがいくつかあったうえ、最終セクターではトラフィックにも引っかかってしまい、思い描いていたようなラップをまとめることはできませんでした。予選2回目では気持ちを切り替え、より正確なライン取りを意識して走った結果、自己ベストとなる2分6秒8を記録することができました。
毎年少しずつ速くなっている実感はありますが、今年は競争レベルが非常に高く、ライバルたちもとても速いのでまだ十分ではありません。さらにレベルを上げることができるように頑張ります。

Khairul Idham Pawi
Khairul Idham Pawi 88
Honda Asia-Dream Racing with Astemo
今日の予選には本当に満足しています。チームがマシンのセットアップをすばらしい状態に仕上げてくれたおかげで、いい結果を残すことができました。
また、このラップタイムは鈴鹿8耐での自己ベストでもあります。予選1回目では前走車に引っかかってしまいましたが、2回目は思いきってプッシュすることができ、いいラップタイムを記録できました。

Md. Adenanta Putra
Md. Adenanta Putra 88
Honda Asia-Dream Racing with Astemo
今日は左肩の負傷の影響もあり、厳しい予選となりました。それでも、コンディションにうまく適応しながら、できる限りライディングを楽しもうと努めました。
今はレース本番に向けて万全の準備を整えることに集中しています。前向きな気持ちを持ち続け、強い意志でレースに臨みたいと思います。


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