Honda HRCが新布陣で本番へ前進。鈴鹿8耐直前テスト初日は順調な滑り出し
7月5日(日)に決勝を迎える「2026 FIM世界耐久選手権“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第47回大会(以下、鈴鹿8耐)」に向けて、直前テストが6月30日(火)、7月1日(水)の2日間にわたり、鈴鹿サーキット(三重県)で開催されています。50チームがエントリーした今回のテストは、午前に2セッション、午後に3セッションの計5セッションで実施。両日ともに同じタイムスケジュールとなっています。
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直前テスト初日は曇り空が広がったものの、終日ドライコンディションが維持された路面で、各チームは周回を重ねました。
Honda HRCは高橋巧、ジョナサン・レイ、ソムキアット・チャントラの3人体制でテストに参加。メンバーがそろって公式テストに臨むのは今回が初めてです。負傷により参戦を見送ったヨハン・ザルコの代役として起用されたチャントラが加わった新たな布陣で、本番へ向けたマシンのセットアップやライダー交代時の連携確認などを着実に進めました。
9時から90分間行われたセッション1では、Honda HRCが2分6秒429でトップタイムをマークしました。2番手にはYoshimura SERT Motul、3番手にはBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMが続き、ここまでの3チームが2分6秒台に入りました。以降、6番手にはTeam ATJ with NTT docomo Business(岩田悟、鈴木光来、國峰啄磨)、7番手にはSDG Team HARC-PRO. Honda(國井勇輝、名越哲平、阿部恵斗)、8番手にはAstemo Pro Honda SI Racing(野左根航汰、羽田太河、荒川晃大)、10番手にはF.C.C. TSR Honda France(アラン・テシェ、コロンタン・ペロラーリ、ジョン・マクフィー)が続き、トップ10内にHonda勢5チームが名を連ねる好調な滑り出しとなりました。なお、Honda Asia-Dream Racing with Astemo(ナカリン・アティラットプワパット、カイルール・イダム・パウィ、モハメド・アデナンタ・プタラ)は15番手につけました。
続くセッション2は10時50分から75分間で実施されました。ここでもHonda HRCが2分5秒999を記録し、唯一の2分5秒台で再びトップタイムを刻みます。2番手にBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM、3番手にYAMAHA FACTORY RACING TEAMが続く展開となりました。Honda勢では、SDG Team HARC-PRO. Hondaが4番手、F.C.C. TSR Honda Franceが8番手、Astemo Pro Honda SI Racingが9番手に入りました。Honda Asia-Dream Racing with Astemoは2分7秒台に入れ、10番手へポジションを上げました。
午後最初のセッション3は、13時30分から60分間で行われました。このセッションでは、BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMが2分5秒784を記録してトップに。2番手にYAMAHA FACTORY RACING TEAM、3番手にHonda HRC、4番手にYART Yamaha Official EWC Team、5番手にF.C.C. TSR Honda Franceが続きました。7番手のAstemo Pro Honda SI Racingまでが2分6秒台の僅差でひしめき、9番手にはSDG Team HARC-PRO. Hondaが2分7秒台で迫るなど、上位勢の差がさらに縮まっていきます。
14時45分から90分間行われたセッション4では、BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMが2分5秒098で再びトップタイムを記録しました。Honda HRCは2番手につけ、3番手にはYART Yamaha Official EWC Teamが続きます。この3チームが2分5秒台をマークし、4番手以降も2分6秒台に多くのチームが集中する大接戦となりました。
初日の締めくくりとなるセッション5は、16時30分から90分間で実施されました。ここでは、YAMAHA FACTORY RACING TEAMが2分4秒920を記録し、この日唯一の2分4秒台でトップに浮上しました。2番手にはBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM、3番手にはHonda HRCが入りました。Honda HRCはこのセッションでチームベストとなる2分5秒497をマーク。Astemo Pro Honda SI Racingも7番手につけ、ここまでの7チームが2分5秒台を記録するハイレベルなセッションとなりました。F.C.C. TSR Honda Franceは9番手に入り、初日の走行を終えました。
この結果、初日総合順位ではYAMAHA FACTORY RACING TEAMがトップ、BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMが2番手、Honda HRCが3番手となりました。Honda勢では、Astemo Pro Honda SI Racingが7番手、SDG Team HARC-PRO. Hondaが9番手、F.C.C. TSR Honda Franceが10番手に入り、トップ10内に4チームが食い込む強さをみせました。さらにTEAM SAKURAI HONDA(伊藤和輝、日浦大治朗、山中琉聖)が15番手、Team ATJ with NTT docomo Businessが17番手、Honda Asia-Dream Racing with Astemoが19番手と続いています。
赤旗提示による中断が複数回あったものの、Honda HRCは予定していたテストを順調に消化しました。ライダー別のベストタイムでは、高橋が2分5秒497、レイが2分5秒628、チャントラが2分6秒249を記録と、3人とも安定した周回を重ねました。
松原輝明監督は、「4月のプライベートテストでチャントラ選手が初めて鈴鹿を走った時、タイムは2分7秒台でした。初走行としては十分満足できる内容でしたし、その結果を受けて彼をリザーブライダーに選んでいました。ですから今回、ヨハン・ザルコ選手の代役として起用することに対しても全く不安はありません。彼はMotoGPの経験があり、現役のWSBKライダーでもある、非常に高い実力を持ったライダーです。今回は3人がそろって走る初めての機会でしたが、高橋選手とレイ選手がチャントラ選手に対して積極的にアドバイスを送り、チャントラ選手もそれに応えてマシンやコースへの理解を深めながらタイムアップしてくれました。基本的には高橋選手が作りあげたセットアップをベースに、レイ選手とチャントラ選手が合わせ込み、予定していたテストメニューを順調に消化できました。2日目もさらにテストを重ね、本番へ向けた準備を進めていきます」と初日の手応えを語りました。
また、上位勢が僅差でひしめく状況については、「今年は例年以上にレベルが高く、非常に接戦になると思います。だからこそ、例年以上に気を引き締めて本番に臨みたいです」と決意を示しました。
直前テストは翌日の2日目も同じタイムスケジュールで実施され、各チームは決勝へ向けたセットアップを進めています。
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TOP FIVE — SESSION 1
1. Honda HRC – 2’06.429
2. Yoshimura SERT Motul – 2’06.813
3. BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM – 2’06.997
4. YAMAHA FACTORY RACING TEAM – 2’07.153
5. YART Yamaha Official EWC Team – 2’07.173
TOP FIVE — SESSION 2
1. Honda HRC – 2’05.999
2. BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM – 2’06.161
3. YAMAHA FACTORY RACING TEAM – 2’06.439
4. SDG Team HARC-PRO. Honda – 2’06.565
5. YART Yamaha Official EWC Team – 2’06.743
TOP FIVE — SESSION 3
1. BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM – 2’05.784
2. YAMAHA FACTORY RACING TEAM – 2’06.137
3. Honda HRC – 2’06.241
4. YART Yamaha Official EWC Team – 2’06.292
5. F.C.C. TSR Honda France – 2’06.786
TOP FIVE — SESSION 4
1. BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM – 2’05.098
2. Honda HRC – 2’05.608
3. YART Yamaha Official EWC Team – 2’05.613
4. AutoRace Ube Racing Team – 2’06.185
5. Yoshimura SERT Motul – 2’06.225
TOP FIVE — SESSION 5
1. YAMAHA FACTORY RACING TEAM – 2’04.920
2. BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM – 2’05.448
3. Honda HRC – 2’05.497
4. YART Yamaha Official EWC Team – 2’05.623
5. Elf Marc VDS Racing Team/KM99 – 2’05.806
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