Endurance World Championship

F.C.C. TSR Honda France、2026年EWCシーズンに向けて順調な立ち上り

F.C.C. TSR Honda Franceはル・マン公式テストを総合2位で終え、4月16日~19日に開幕する2026年FIM世界耐久選手権(EWC)初戦、ル・マン24時間レースに向けて高いポテンシャルを示しました。

F.C.C. TSR Honda France、2026年EWCシーズンに向けて順調な立ち上り

3月31日と4月1日にブガッティ・サーキットで行われた本テストは、低温でトリッキーな路面コンディションの中で実施され、Hondaのマシンを駆る計13チームにとって、開幕戦へ向けた貴重な準備の機会となりました。

2度の世界王者である同チームにとって、今回のテストは新たなメカニック陣の加入と、アラン・テシェ、コロンタン・ペロラーリと共にブリヂストンタイヤを装着したCBR1000RR-R Fireblade SPで新たに参戦する第3ライダーを迎えた新体制を整える上で、非常に重要な機会となりました。

スコットランド出身のジョン・マクフィーは、昨年Tati Team AVA6 Racingからスパ8時間耐久レースに参戦しており、すでに耐久レースの経験を有しています。さらにHonda車にも精通しており、ロードレース世界選手権(MotoGP)のMoto2及びMoto3クラス、スーパースポーツ世界選手権(WSSP)、英国スーパーバイク選手権(BSB)で培った豊富な経験をチームにもたらします。

走行が始まると、チームは序盤から競争力のあるペースを発揮しました。初日は1分36秒276で4番手タイムを記録。2日目にはさらにラップタイムを短縮し、#5 Hondaのパフォーマンスと安定性の高さを証明しました。最終的にベストタイム1分34秒898を記録し、総合2位でテストを終えました。

この結果は、オフシーズン中に積み重ねてきた取り組みを裏付けるものであり、ル・マン24時間レースに向けて大きな自信をもたらしました。

これまで2018年、2020年、2023年にル・マン24時間レースを制してきたF.C.C. TSR Honda Franceは、3度目の世界タイトル獲得を目指し、新シーズンに臨みます。

一方、Tati Team AVA6 Racingもレースペースの確認に重点を置きながら、非常に実りある2日間のテストを終えました。

ヒューゴ・クレールとマルタン・ルノーダンに加え、F.C.C. TSR Honda Franceで6シーズンを過ごし、Hondaでの豊富な経験を持つマイク・ディ・メリオとアイザック・ビニャーレスが新たに加入。新体制のもとでも、ライダーたちはチームが導入した最新の技術アップデートに迅速に適応しました。

今回のテストを通じて、Tati Team AVA6 Racingは貴重なデータを収集しました。シーズンを通して高いパフォーマンスを維持し、上位争いを続けるという明確な目標に向けて準備を進めています。

EWCクラスのもう一つのHonda勢、Mana-Au Competitionも新体制でテストに参加しました。マルコ・フェッツとマックス・シュミットに加え、今季はキリアン・アエビとノアン・バスタが加入し、フレッシュで意欲的なラインアップとなっています。

スーパーストッククラスでは、2025年ランキング2位のDAFY-KAEDEAR-RAC41-HONDAが1分37秒427でクラス4番手タイムを記録しました。ケビン・マンフレディ、石塚健、ディエゴ・ポンセットの既存メンバーに加え、ジェームズ・ウェストモアランドが第4ライダーとして加入します。

過去2シーズン連続でランキング2位に終わっている#41 Hondaチームは、タイトル獲得を2026年の明確な目標として掲げています。

TRT27 AZ MOTOは1分38秒42で6番手タイムを記録しました。#27 Hondaには、トーマス・ウォード、トーマス・オリバー、エメリ・ラティ、綿貫舞空が名を連ねています。

一方、National Motos Honda FMAは、#55 Hondaで4名体制にアップデートし、タイトル防衛に臨みます。オーストリア人ライダーのフィリップ・シュタインマイヤーが新たに加わり、バレンティン・スーシェ、ギヨーム・レイモン、ヨハン・ニゴンとともに戦います。

Honda各チームは現在、2026年EWC開幕戦となる伝統のル・マン24時間レースに照準を合わせています。レースは現地時間4月18日(土)15時にスタートし、翌19日(日)15時にフィニッシュを迎えます。


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Alan Techer
Alan Techer 5
F.C.C. TSR Honda France
テストの2日間はとても順調でした。走りのリズムを高めることができましたし、バイクの仕上がりも良好で、3人とも安定した走りができていました。レースに向けてとてもポジティブな内容だったと思います。アタックラップではコロンタンやジョンとともに速さを発揮できており、走り出してすぐに速さと安定性を両立できることを示せたのは大きな収穫です。チームも自信を持っており、ピットストップも問題なくこなせているので、レースウイークに向けて準備は整っています。

Corentin Perolari
Corentin Perolari 5
F.C.C. TSR Honda France
総じて、2日間のテストは非常にいい内容でした。自分自身、スーパースポーツ(世界選手権)で好結果を収めた直後ということもあり、コンディションは万全です。アランとジョンも好調で、バイクのベースセットも固まりました。いくつかのセットアップを試しつつレースタイヤの確認に重点を置いたことで、今のバイクは速さだけでなく、24時間レースをフルで戦い切れる快適性も備えています。レースウイークに向けて自信を持っています。

John McPhee
John McPhee 5
F.C.C. TSR Honda France
Moto3で長く走ってきて、久しぶりにル・マンに戻ると、不思議な感覚もありましたが、とても良かったです。フルサイズのスーパーバイクでこのサーキットを走るのは大きく感覚が異なり、特に第1コーナーの進入ではその違いを感じましたが、すぐにリズムをつかめました。テストでは周回数が限られていましたが、どのセッションも有意義でした。CBR1000RR-R Fireblade SPはこのコースで非常によく機能しており、安定感もあり、ラップタイムも無理なく出せています。チームメートも非常に速く、全体的に安定感と手応えを感じています。24時間レースはこれまで経験してきた5~8時間レースから大きくステップアップするものですが、この挑戦をとても楽しみにしており、レースウイークが待ちきれません。

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