エストリル12時間レースでF.C.C. TSR Honda Franceが優勝しランキング2位に浮上
7月17日(土)に全長4.182kmのエストリル・サーキットで行われたエストリル12時間レースで、CBR1000RR-R FIREBLADE SPを駆るF.C.C. TSR Honda Franceが計417周を走り見事優勝を果たしました。
厳しい暑さのなか、耐久レースのスペシャリスト、ジョシュ・フック、マイク・ディ・メリオ、高橋裕紀の3名のライダーが、激しい戦いの末に優勝を勝ち取りました。
F.C.C. TSR Honda France はマイク・ディ・メリオが4番グリッドからスタートし、3時間経過した時点で3番手に付けました。ライダーたちは安定したスティントを重ね、レース中盤には早いラップタイムを維持しながら2番手に浮上。
レースの最終1/4に差しかかり、トップのWEBIKE SRC KAWASAKI France TRICKSTARとの差を縮めました。WEBIKE SRC KAWASAKI France TRICKSTARはレース残り1時間半で、燃料切れでピットインを余儀なくされました。
残り50分、ジョシュ・フックが最終スティントを担当し、WEBIKE SRC KAWASAKI France TRICKSTARに1周差を付けてCBR1000RR-R FIREBLADE SPを優勝に導きました。
今回の優勝でチームは46ポイントを獲得し、2021年シーズンのポイントランキングで計82ポイントの総合2位につけています。
CBR1000RR-R FIREBLADE SPを駆る#55 National Motos も力強いレースを見せました。グイラーム・アンティガ、ステファン・エゲア、エンツォ・ボウロムの3人組は13番グリッド(スーパーストッククラスの4番手)からスタートし、同クラスの表彰台2位を獲得しました。
レース開始から4時間後、チームは一時スーパーストッククラスの先頭を走りましたが、中盤、セーフティカー導入によって周回遅れとなり、燃料切れが重なって2番手に後退しました。
次回のFIM世界耐久選手権第3戦は、9月18日にフランスのポールリカール・サーキットで開催される、伝説のボルドール24時間レースです。