F.C.C. TSR Honda Franceがル・マン24時間レースで3位表彰台を獲得
FIM世界耐久選手権の2022年シーズン開幕戦となるル・マン24時間レースが4月16~17日にブガッティサーキットで開催されました。F.C.C. TSR Honda Franceは初戦から3位表彰台を獲得する好成績を収めました。
F.C.C. TSR Honda Franceは予選セッションの総合タイムによって3番グリッドを獲得し、ル・マン24時間を3番手という好位置からマイク・ディ・メリオがスタートしました。
スタートの直後アクシデントが発生し、8周目にセーフティカーが導入されました。再スタートを切ると、CBR1000RR-R FIREBLADE SPを駆るディ・メリオはレースを首位でリードし、次のスティントへ2番手でつなぎました。
次のスティントを走行したジーノ・リアは、再び首位を奪還することに成功し、2番手との差を3秒に広げてジョシュ・フックへとバトンをつなげると、フックはさらにリードを築いて3スティント目を終えました。
安定したペースでの走行を見せた#5のF.C.C. TSR Honda Franceは、レース経過8時間目まで首位でレースをリードしました。しかしその後予定外のピットストップが発生し、3番手までポジションを落としてしいました。
レースが残り4分の1に突入したところジーノ・リアが転倒しましたが、チームがわずか11分でピットでの修復作業を終え、順位に影響なくコースへマシンを復帰させるすばらしい仕事をしました。F.C.C. TSR Honda Franceは真の「耐久レースの精神」を見せ、表彰台を獲得することができました。
最初の8時間のレースリード、16時間目での3番手という結果を収めたチームは、予選での3ポイントに加えて18ポイントが加算されることになりました。ル・マン24時間レースで49ポイントを獲得したThe F.C.C. TSR Honda Franceは、FIM世界選手権で現在ランキング3位につけています。
去年スーパーストック(SST)クラスで優勝したNational Motos Hondaは新しいライダーラインアップで手堅いパフォーマンスを見せました。13番手(SSTクラスでは2番手)からスタートし、SSTで3位表彰台を獲得しています。
#55のNational Motos Hondaは2番手をキープしながら走行をしていましたが、ライトのマイナートラブルによりレース経過4分の1を終えようとしていた頃にピットインを余儀なくされ、レースに4番手で復帰しました。
National Motos Hondaのライダーたちそれぞれが安定したスティントを走り、SSTクラスの3位表彰台を獲得しました。
HondaのプライベーターチームであるRAC 41 Chromeburnerは、ライダーのグレゴリー・ファストが金曜日に負傷し、さらにマシンのトラブルにより早々にリタイアを強いられることとなりました。リタイアこそしたものの、#41のRAC 41 Chromeburnerは週末を通していいリズムで走ることができました。
FIM世界耐久選手権の次戦は、6月4~5日にスパ・フランコルシャンサーキットで開催されるスパ24時間レースとなります。