ボルドール100周年記念レースでF.C.C. TSR Honda France がタイトルを獲得
100周年記念のレースとなったボルドール24時間耐久ロードレースにて、F.C.C. TSR Honda France が2022 FIM世界耐久ロードレース選手権のチャンピオンを獲得。プライベーターチームのRAC 41 Chromeburnerはスーパーストッククラスで優勝を果たしました。
ボルドール24時間耐久ロードレースがル・カステレ(フランス)に位置するポール・リカール・サーキットにて開催されました。100周年記念レースとなった今大会で4位を獲得したF.C.C. TSR Honda Franceは、FIM世界耐久ロードレース選手権でチームとして2度目のチャンピオンに輝きました。
タイトルを獲得するには、この最終戦を上位で終えることが必要だったF.C.C. TSR Honda France。ライダーのジョシュ・フック、マイク・ディ・メリオ、そしてアラン・テシェはレース中のほとんどを競争力のあるペースで走りました。
F.C.C. TSR Honda Franceは4番手からスタートし、マイク・ディ・メリオがHonda CBR1000RR-R Fireblade SPですばらしいスタートをきめると、最初の数時間はレースをリードしながら走りました。
しかし途中でトラブルに見舞われ、タイトル獲得は難しいかと思われました。3時間が過ぎた時、ラジエーターのトラブルが発生しテシェはピットインを余儀なくされ、チームは27番手まで後退しました。
Hondaの耐久レースのスペシャリストたちが一丸となり、全力で尽力したことで、レースの4分の1が過ぎたころには5番手まで順位を上げることができました。
レースの半分が過ぎた時、テシェはエキゾーストの交換のため2度目のピットインをしましたが、チームのすばらしい作業のおかげで順位を変えることなくコースへ復帰しました。
安定したラップタイムと驚異的なCBR1000RR-R Fireblade SPのパフォーマンスにより、レースの最後4分の1に差し掛かったところでまた一つポジションをあげ、4位でチェッカーフラッグを受けました。
給油作業中のチームのすばらしいチームワーク、そして3人のライダーたちの24時間安定した走りにより、100周年、85回目の開催となったボルドール24時間耐久ロードレースにて4位を獲得しました。これでシーズン合計154ポイントを得たF.C.C. TSR Honda Franceは、チームとして2度目の世界耐久ロードレース選手権のタイトルを獲得しました。
CBR1000RR-R Fireblade SP を駆るHondaのプライベーターチームであるRAC 41 Chromeburnerは、17番手からスタートしスーパーストッククラスで優勝を果たし、全体では7位となりました。
ライダーのクリス・リーシュ、ウェイン・テッセルズ、そしてジョナサン・ハルドはレース最初の4分の1で表彰台圏内までポジションを上げ、その後安定した走行で終盤はレースをリードして優勝を決めました。
National Motos Hondaはレース4分の1あたりで起きたバレンティン・スエットのアクシデントによりリタイアとなりました。4コーナーで転倒したスエットはメディカルに搬送され、マシン自体には大きなダメージはなかったものの、チームはレースをリタイアすることを決断しました。