Test Day 1
EWC 2025
Round 3

Honda HRCがテスト1日目の総合順位をトップ1-2で終える

jp Suzuka Circuit

6月18日(水)、2025年FIM世界耐久選手権“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第46回大会(以下、鈴鹿8耐)に向けた鈴鹿サーキット主催のテストセッション1日目が行われました。

Honda HRCがテスト1日目の総合順位をトップ1-2で終える

テスト前には暫定エントリーリストが公開されました。出場権を得たチームが19チーム、8耐トライアウト通過が14チーム、主催者推薦が7チームで合計40チームが決定済みです。ここにFIM世界耐久選手権(EWC)レギュラーチームのうち15チームが加わり、計55チームが出場予定。昨年より9チーム多い参加となります。

今回のテストには46チームが参加。4連覇を狙うHonda HRCのライダーラインナップは、高橋巧とヨハン・ザルコの2人が発表されています。3人目の正式発表はまだですが、イケル・レクオーナが今回のテストに加わりました。

SDG Team HARC-PRO. Hondaからは名越哲平、國井勇輝、阿部恵斗が走行しました。Honda Asia-Dream Racing with Astemoからはナカリン・アティラットプワパット、アンディ・ファリド・イズディハール、アズロイ・ハキーム・アヌアが参加しました。F.C.C. TSR Honda Franceのアラン・テシェ、コロンタン・ペロラーリ、羽田太河は鈴鹿8耐本戦には参戦予定ですが、海外テストを優先させるため今回のテストは不参加となりました。

Astemo Pro Honda SI Racingからは、野左根航汰、荒川晃大、西村硝が走行しました。Honda DREAM RT 桜井ホンダは伊藤和輝、日浦大治朗が参加しました。Team ATJ with docomo businessも岩田悟、鈴木光来、國峰啄磨の3人体制で臨みました。チームはA・Bの2グループに分けられ、午前に45分間のセッション1、午後に45分間のセッション2と75分間のセッション3、さらに18時40分から70分間のナイトセッションの走行が行われました。

Honda HRCは、プライベートテストを2回実施し、今回の公開テストを含む計3回の公開テストに参加。今回のテストは高橋とレクオーナの2人が担当しました。サスペンションが変更された今年のマシンに乗りこんだ2人は、本番さながらの厳しい暑さとなったサーキットで走行を重ねました。

昨年の高橋は鈴鹿8耐初参加のザルコやチームに初めて参加する名越のために自身の走行時間を削り、2人に走行の機会を割いていましたが、今回は丁寧に走り込みました。セッション1(午前)のトップは2分7秒011でTeam ATJ with docomo businessとなりました。2番手はHonda HRCで2分7秒036、Astemo Pro Honda SI Racingが2分7秒181で3番手につけました。6番手にHonda DREAM RT 桜井ホンダとなりました。

セッション2(午後)はHonda HRCが 2分6秒484でトップに躍り出ます。14番手はSDG Team HARC-PRO. Hondaが2分8秒025で、Honda勢としては2番手でした。総合タイム(セッション1~3)では、Honda HRCが2分6秒022でトップでした。5番手にAstemo Pro Honda SI Racingが2分6秒577、11番手にTeam ATJ with docomo businessが2分7秒011、14番手にHonda DREAM RT 桜井ホンダ。18番手のSDG Team HARC-PRO. Hondaは2分7秒760を記録しました。36番手につけるHonda Asia-Dream Racing with Astemoが2分9秒366となりました。

ナイトセッションのHonda勢のトップタイムはHonda HRCで、レクオーナが2分7秒801で5番手タイムを記録しました。また、Team ATJ with docomo businessが2分8秒557で9番手につけました。15番手に2分9秒691でAstemo Pro Honda SI Racing、18番手に2分9秒971のHonda DREAM RT 桜井ホンダ、Honda Asia-Dream Racing with Astemoが2分10秒354で 22番手、24番手のSDG Team HARC-PRO. Hondaは2分10秒373で走行を終えました。

Honda HRCの松原輝明監督は「昨年とのマシンとの違いは、サスペンションメーカーが変更されたことです。ライディングに与える影響としては大きな変化なので、その合わせ込みを重要課題としてテストを進めています。高橋選手は鈴鹿8耐の戦い方を熟知しているので、彼を中心にテストを進めています。明日もさらにセッティングを進めていきたいです」と語りました。

Honda HRCはレクオーナが2分6秒022、高橋が2分6秒233のベストタイムを記録しました。このタイムは、テスト1日目におけるトップ1-2となりました。


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Iker Lecuona
Iker Lecuona 30
Honda HRC
鈴鹿8耐で優勝できた時の感動は今でも鮮明に覚えています。昨年はスーパーバイク世界選手権(WSBK)とスケジュールが重なり、参加できなかったので残念でした。同日はネットで鈴鹿8耐の結果を気にしていました。海外でも鈴鹿8耐の認知度はとても高いので、自分以外のライダーたちも気にして観ていました。連覇を喜んでいましたが、同時に、自分が出ていないことをさみしく思っていました。そのため、今年はこのテストに参加するように声をかけてもらえて、とてもうれしかったです。まだマシンは高橋選手のポジションのままで、私にはちょっと狭く乗りにくい部分もありますし、WSBKで乗っているマシンより、タンクが大きいなどの違いもあって、まだまだ乗りこなせているとは言えないのですが、悪くないですし、もっといい方向に進んでいくと思っているので、これからの走行も楽しみにしています。

Takumi Takahashi
Takumi Takahashi 30
Honda HRC
1回目の公開テストではザルコ選手が参加して、今年から変わったサスペンションの変化などを見極めながら走行しました。その時と今回とで路面温度が20℃近く変わってしまい、少し想定外でした。1回目のテストの流れで試したいと思っていたことが、路面温度の変化でマシンのフィーリングが大きく変わってしまい、戸惑うくらいです。ですが、鈴鹿8耐本番に近い状況なので、そこでできることを進めています。限られた時間の中で、チームも自分も最大限の力を注いで理想のマシン作りへ進んでいこうとしています。昨年もレースウイークの土曜日に、仕上がったという状況だったので、そこに向けて、大事にテストの時間を使いたいと思っています。

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