Team HRCが2日連続のトップタイムで2022鈴鹿8耐合同テスト2日目を終える
2022FIM世界耐久選手権“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース43回大会に向け、鈴鹿サーキットで合同テスト2日目の走行が行われました。
A、B組に分かれ、午前は80分、午後は90分の走行がそれぞれ1回ずつ行われました。心配されていた台風の影響もなく、朝から晴れ、午後には8耐テストらしい酷暑となりました。
B組1回目はトップから僅差の2分7秒499で、2番手にF.C.C. TSR Honda France(ジョシュ・フック/ジーノ・リア/マイク・ディ・メリオ)がつけました。4番手にはSDG Honda Racing(名越哲平/浦本修充/榎戸育寛)、5番手にTeam ATJ(岩田悟/高橋裕紀/小山知良)、6番手にHonda Dream RT 桜井ホンダ(濱原颯道/日浦大治朗/國井勇輝)。そして、Murayama.Honda Dream.RT(秋吉耕佑/出口修/今野由寛)が2分8秒台にのせて続きました。
B組3回目。トップはF.C.C. TSR Honda Franceで2分7秒981。2番手にHonda Dream RT 桜井ホンダ。6番手にSDG Honda Racing、7番手にTeam ATJ。Honda Asia-Dream Racing with SHOWA(モハメド・ザクワン・ビン・ザイディ/ゲリー・サリム/ヘルミ・アズマン)は、11番手となりました。
A組4回目は3番手にTeamHRCが2分6秒949とし、7番手にAstemo Honda Dream SI Racingが2分7秒720でつけました。TOHO Racingは2分8秒634で10番手に終わりました。
急激な気温、路面温度の上昇もあり、何度かの赤旗中断、再開を繰り返しました。Honda Asia-Dream Racing with SHOWAのゲリー・サリムは接触転倒でマシンを大破しましたが、身体へのダメージはなく、スケジュールを消化しました。3人のライダーを抱えるチームは、ライダーの走行時間、テスト項目を考慮しながら2日目を消化。終盤に向けタイムをアップし、本日の走行を終えました。
Team HRCの山野一彦監督は「考えて来た鈴鹿8耐テストメニューをこなすことができ、いいデータを取ることができました。想定していた以上にライバルの結果がよく、そこに向けてアジャストして、どう戦略を考えていくのがよいか組み立てて、レースウイークに入りたいと思います。3人は長島選手中心のマシンに乗り込みロングランをこなしてくれました。3人のコンビネーションがいいので、よいレースができそうです」と、この2日間のテストで大きな手応えを得ることができました。