2022鈴鹿8耐に向け、合同テスト1日目Team HRCの長島が2分6秒台でトップ
2022FIM世界耐久選手権“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース43回大会に向け、鈴鹿サーキットで42チームが参加する合同テストが5日、6日の日程で行われます。
6月には鈴鹿8耐テストが2日間行われ、HondaのワークスチームTeam HRCは、セレクションをかね、長島哲太、英国スーパーバイク選手権から高橋巧、水野涼が参加しました。今回は2回目のテストになります。鈴鹿8耐体制発表を終え、6月のテストでは、参加できなかったスーパーバイク世界選手権のイケル・レクオーナも参加。Team HRCは、長島哲太、高橋巧、イケル・レクオーナの3人がそろいました。今回は多くのチームが3人体制でテスト参加、本番を思わせる顔振れがそろいました。
Team HRCのライダー同様、注目を集めたのは、鈴鹿8耐のために開発されたCBR1000RR-R FIREBLADE SP、走行の合間に行われたピットワークの練習時には、多くのピットから人が出て人垣ができるほどでした。
5日はA・B組に分かれ45分の走行が2回、75分が1回、そして、A・Bグループ合同で70分のナイトセッションが行われました。午前中は台風4号の影響で、雨が降っていましたが、午後からは回復。陽が射し、ウエットからドライへとコンディションが変わりました。
1回目はウエット路面での走行となりました。AグループのトップタイムはTOHO Racing(清成龍一/國峰啄磨/國川浩道)が2分21秒819。3番手にTeam HRCがつけました。BグループはHonda Dream RT 桜井ホンダ(濱原颯道/日浦大治朗/國井勇輝)が2分12秒174でこのセッションのトップとなり、3番手にTeam ATJ(岩田悟/高橋裕紀/小山知良)がつけます。F.C.C. TSR Honda France(ジョシュ・フック/ジーノ・リア/マイク・ディ・メリオ)は4番手となりました。
2回目Aグループからはドライコンディションとなり、長島が2分6秒349でトップタイムを記録。2番手にイケルが2分7秒653で続き、タイムモニターではチームHRCが1-2と並び存在感を示します。2回目Bグループ、トップから0.142秒差の2分8秒373でHonda Dream RT 桜井ホンダが2番手につけました
3回目Aグループは長島が2分7秒180でトップタイム、2番手にチームHRCが続き、ここでも1-2となりました。4番手には2分7秒628でHonda Sofukai Suzuka Racing(亀井雄大/杉山優輝/田所隼)が浮上しました。
3回目Bグループ、トップタイムは2分8秒198でTeam ATJ。2番手にHonda Dream RT 桜井ホンダ。4番手はF.C.C. TSR Honda France。5番手にはSDG Honda Racing(名越哲平/浦本修充/榎戸育寛)がつけました。14番手にHonda Asia-Dream Racing with SHOWA(モハメド・ザクワン・ビン・ザイディ/ゲリー・サリム/ナカリン・アティラプワパ)となります。
18時40分から始まったナイトセッションでは、鈴鹿8耐の夜間走行を想定してのセッションが行われました。ピットサインボードもライトアップされたものが使用され、各チーム、精力的に走行を繰り返しました。Honda勢トップは、Honda Dream RT 桜井ホンダの4番手で2分9秒203を記録しました。6番手にHonda Sofukai Suzuka Racing、7番手にMurayama.Honda Dream.RT(秋吉耕佑/出口修/今野由寛)、8番手にF.C.C.TSR Honda France。9番手にTeam HRC。10番手にAstemo Honda Dream SI Racing(作本輝介/渡辺一馬/羽田太河)、11番手にTeam ATJ、12番手にSDG Honda Racing。18番手にHonda Asia-Dream Racing with SHOWAとなり、合同テスト初日の走行を終えました。