2021年シーズンの最終戦となった今大会。#5 F.C.C. TSR Honda Franceはチームワークの強さや決断力を見せ、日本チームの力強さを示すレースを展開しました。
木曜日に行われた予選の総合結果により、#5 F.C.C. TSR Honda Franceは4番グリッドを獲得しました。
スタートを務めたフランス人ライダーのマイク・ディ・メリオはすばらしい滑り出しを見せ、Honda CBR1000RR-R FIREBLADE SPでトップ集団まで浮上。レース最初の2時間は、Honda勢が2番手につける好調な走りでした。
FIREBLADEはレース中、安定したパフォーマンスを見せ、3時間目に突入する直前は1分35秒台のラップタイムで好走をしていました。しかし、日本人ライダー、高橋裕紀がクラッシュ。ピットへマシンを戻すことになりました。
ピットでは迅速に修復作業が行われ、約17分間のピットストップの後、#5 F.C.C. TSR Honda Franceは23番手でコース復帰。4時間目に突入した時点では21番手までポジションをアップしました。
しかし、クラッシュからのテクニカルトラブルにより、チームはリタイアを強いられることとなりました。
望んだ結果とはなりませんでしたが、Honda勢として耐久レースを今シーズン戦ったライダー、ジョシュ・フック、マイク・ディ・メリオ、高橋裕紀、そしてチーム全員が2021年FIM 世界耐久選手権でシーズン通してすばらしいチームワークを見せ戦いました。
よい点も悪い点もあった2021年シーズンのFIM 世界耐久選手権、#5 F.C.C. TSR Honda Franceは91ポイントを獲得しチャンピオンシップ5位となりました。チームはさらに力強くなり、2022年シーズンに戻ってくることを誓います。