Top 10 Trial
EWC 2025
Round 3

Honda HRCがポールポジションを獲得!

jp Suzuka Circuit

8月2日(土)、「2025 FIM世界耐久選手権“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第46回大会(以下、鈴鹿8耐)」のフリープラクティスとTOP10 トライアルが鈴鹿サーキット(三重県)で行われ、Honda HRC(高橋巧、ヨハン・ザルコ)がポールポジション(PP)を獲得しました。

Honda HRCがポールポジションを獲得!

フリープラクティスはYAMAHA RACING TEAM(ヤマハ)が2分4秒720でトップタイムを刻みます。Honda HRCは2分6秒377で4番手につけました。7番手に2分6秒972でSDG Team HARC-PRO. Honda(名越哲平、國井勇輝、阿部恵斗)、8番手に2分7秒359でAstemo Pro Honda SI Racing(野左根航汰、荒川晃大、山中琉聖)。12番手に2分8秒104でTeam ATJ with docomo business(岩田悟、鈴木光来、國峰啄磨)。13番手に2分8秒358でF.C.C. TSR Honda France(アラン・テシェ、コロンタン・ペロラーリ、羽田太河)、15番手に2分8秒895でHonda Asia-Dream Racing with Astemo(ナカリン・アティラットプワパット、アズロイ・ハキーム・アヌア、モハメド・ザクワン・ビン・ザイディ)で、各チームが決勝に向けての最終調整を行いました。

午後からは前日の計時予選での上位10チームから代表の2人が参加するTOP10 トライアルが行われました。単独走行で1周だけのタイムアタックを行い、2人のうちの速いタイムが採用され、決勝グリッドが決まります。11番手以下は、計時予選の順位がそのまま適用されます。

最初の走者は計時予選で10番手だったTeam ATJ with docomo businessの鈴木で、自身初のTOP10 トライアルに挑み2分7秒575を記録しました。SDG Team HARC-PRO. Hondaの阿部は2分6秒853、Astemo Pro Honda SI Racingの野左根が2分6秒713で、その後にTeam ATJ with docomo businessの岩田が2分6秒331を記録し、野左根を抜いて暫定の3番手を獲得します。

SDG Team HARC-PRO. Hondaの國井は積極的な走りで2分5秒477をマークし、この時点のトップに浮上。このタイムがターゲットタイムとなりました。Astemo Pro Honda SI Racingの山中は2分6秒581で5番手タイム。ここで計時予選10番手から6番手までのチームが走行を終え、上位チームの走行へと続きます。

計時予選トップのHonda HRCは高橋が2分5秒223で國井のタイムを抜き首位に立ちますが、アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)が2分4秒316でトップを奪います。浦本修充(BMW)が2分5秒001で2番手を獲得し、高橋のタイムは3番手となりました。

最後に登場したザルコのアタックを、観客と関係者、チームスタッフも固唾を飲んで見守ります。そして、2分4秒290を記録し見事にトップを飾ると、ピットでは拍手が沸き、高橋も笑顔でザルコを迎えました。

TOP10 トライアルに出場したHonda勢は、Honda HRCがPPを獲得し、SDG Team HARC-PRO. Hondaは4番手、Team ATJ with docomo businessが9番手、Astemo Pro Honda SI Racingが10番手から決勝に挑みます。


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Takumi Takahashi
Takumi Takahashi 30
Honda HRC
ザルコがPPタイムを記録してくれました。このタイムは考えていた以上の結果で、マシンの仕上がりを含めて、とてもポジティブになれました。チームの士気も上がったと思います。今年はザルコとマシンを仕上げてきたので、昨年よりも彼の力を引き出せているのだと思います。自分も決勝用タイヤでもタイムを記録できています。スタッフと力を合わせて4連覇を目指します。

Johann Zarco
Johann Zarco 30
Honda HRC
自分でも、ここまでの記録が出せるとは思っておらず、すばらしいタイムを刻めました。いい意味でのサプライズだと思いますし、決勝のスタートライダーを務める巧(高橋選手)にとってもいいプレゼントができて、うれしく思います。PPスタートから、優勝を目指します。

Teppei Nagoe
Teppei Nagoe 73
SDG Team HARC-PRO. Honda
TOP10 トライアルで私の出番はなかったのですが、2人がすばらしい走りをしてくれたので、自信を持って決勝に挑めます。先だって行われたフリープラクティスでは、レースに向けていくつか確認作業を行いましたが、順調に進んでいます。8時間をしっかり走りきって表彰台に上がりたいです。

Yuki Kunii
Yuki Kunii 73
SDG Team HARC-PRO. Honda
予選2回目で転倒するまではいいペースで走れていたので、走りきれれば、それなりのタイムが出ていたと思います。トップ10 トライアルはワンチャンスですし、緊張感もありましたが、何とかまとめられてよかったです。3人ともアベレージはいいので、戦える状態にあると思います。ワークスチームは速いですが、なにかあればチャンスをつかめる位置にいるので、ぜひ表彰台で締めくくりたいです。

Keito Abe
Keito Abe 73
SDG Team HARC-PRO. Honda
ベストタイムは國井選手が出してくれるのは分かっていたので、私のやりたいようにやらせてもらいました。そこでガソリンを少なくすることを選んだのですが、バランスが崩れてしまった部分があり、タイムを縮めきれなかったのが、すごく悔しいです。ただ、初めてTOP10 トライアルを走らせてもらい、初めて見た景色を肌で感じられたのは、今後に活きるいい経験になりました。


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