Top 10 Trial
EWC 2024
Round 3

TOP10 トライアルでTeam HRC with 日本郵便が3番グリッドを獲得

jp Suzuka Circuit

7月20日(土)、FIM世界耐久選手権“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第45回大会(以下、鈴鹿8耐)のフリー走行とTOP10 トライアルが行われました。

TOP10 トライアルでTeam HRC with 日本郵便が3番グリッドを獲得

14時15分から行われたフリー走行には、Team HRC with 日本郵便から高橋巧、ヨハン・ザルコが参加し、チームメートの名越哲平は走行しませんでした。これについて松原輝明監督は「TOP10 トライアルには高橋選手とザルコ選手に出てもらうことにしました。高橋選手にはマシンの完成度をタイムアタックで確認してもらい、ザルコ選手にはマシンやコースに慣れてもらうために走行機会をつくりたかったというのが理由です。このフリー走行はTOP10 トライアルの準備として走ってもらいました」と考えを語りました。最終的に、高橋は2分7秒753、ザルコは2分7秒348をベストタイムとしてフリー走行を終えました。

その後15時30分からTOP10 トライアルが行われました。このセッションでは、昨日実施された予選の結果を踏まえた上位10チームから各2名が選出され、タイムアタックに挑戦。この結果により、1~10番手までのグリッドが決まります。

最初の走者は伊藤和輝(Honda Dream RT 桜井ホンダ)で2分7秒453をマーク。続いて、アラン・テシェ(F.C.C. TSR Honda France)が2分6秒836を出し、順位を更新しました。その後、浦本修充(SDG Team HARC-PRO. Honda)が2分6秒857で2番手に浮上します。ジョシュ・フック(F.C.C. TSR Honda France)はチームメートのテシェのトップタイムを更新する勢いをみせましたが、最終的には2分7秒142でした。國井勇輝(SDG Team HARC-PRO. Honda)は序盤から積極的な走りをみせ、2分6秒286をマークし2番手に入りました。羽田太河(Astemo Honda Dream SI Racing)は2分7秒165で5番手。その後、鈴鹿サーキットでの全日本ロードレース選手権コースレコード(2分3秒592)を持つTeam HRC with 日本郵便の高橋が挑み、2分5秒621でこの時点の首位に立ちました。野左根航汰(Astemo Honda Dream SI Racing)のタイムアップに期待がかかりましたが、シケイン侵入時に転倒したためノータイムとなりました。今大会唯一のMotoGPライダーとしてライディングに大きな注目と期待がかかったTeam HRC with 日本郵便のザルコは、Honda勢トップとなる2分5秒531をマークしました。

最終的に、Team HRC with 日本郵便が3番手、SDG Team HARC-PRO. Hondaが6番手、F.C.C. TSR Honda Franceが8番手、Astemo Honda Dream SI Racingが9番手、10番手にHonda Dream RT 桜井ホンダとなりました。

Team HRC with 日本郵便はここまで順調にスケジュールをこなし、翌21日(日)に行われる決勝への準備を整えました。


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Takumi Takahashi
Takumi Takahashi 30
Team HRC with Japan Post
1周でアタックするTOP10 トライアルは個人的にあまり好きではありませんが、自分の後で走るザルコ選手にとって基準となる2分5秒台を出せました。このタイムを見て、ザルコ選手も思いっきりアタックできたのではないかと思います。ここまで順調に進んでいると思うので、決勝が楽しみです。Hondaの3連勝を挙げて、応援してくださっている多くの方々に喜んでもらいたいと思っています。日本郵便からは社員の皆さんが応援に来てくれるので、その声援に応えるためにも優勝だけを目指します 

Johann Zarco
Johann Zarco 30
Team HRC with Japan Post
TOP10 トライアルは初めての経験でしたが、とても新鮮でした。MotoGPの予選はフリー走行後に2回のセッションがあり、走り終えると疲れてクタクタになってしまいますが、1周のアタックというのはとてもいいと感じました。1周のみの走行でしたが、鈴鹿サーキットでの走り方が上達していると実感しました。2分4秒台には届きませんでしたが、ベストを尽くしました。チームは安定しているので、決勝は優勝を目指します。勝つことができればすばらしい経験になると思います 

Teppei Nagoe
Teppei Nagoe 30
Team HRC with Japan Post
TOP10 トライアルを走りたかったのですが、チームの判断で私は走ることができませんでした。悔しいですが、勝つために我慢したと思っているので、決勝ではチームのために頑張りたいです 

Yuki Kunii
Yuki Kunii 73
SDG Team HARC-PRO. Honda
初めてのTOP10 トライアルだったのでナーバスになっていた部分もあったのですが、終わってみれば楽しめたと思います。とても集中できましたし、無心になって走ることができました。2分5秒台ペースで走れていたものの最後にミスがあり、悔しい思いをしました。ただ、攻めの走りはできたと思います。決勝は3人で力を合わせてミスのないように頑張るだけです。それができればいい結果を出せるでしょう 

Naomichi Uramoto
Naomichi Uramoto 73
SDG Team HARC-PRO. Honda
國井選手が好タイムを出してくれたので、昨日の予選順位と同じ6番グリッドで決勝を迎えることになりました。TOP10 トライアルはイベント要素が強いので無事終えられてよかったと思います。耐久レースですし、グリッドはそれほど後方にならなければいいだけですから。今まで私たちが積み重ねてきたことを決勝で発揮できるかが重要なので、チーム一丸となって集中していきます

Mario Aji
Mario Aji 73
SDG Team HARC-PRO. Honda
フリー走行を走って肩の痛みが少しありましたが、フィジカル面は問題ありません。國井選手と浦本選手がすばらしい走りをしてくれましたし、チームも頑張ってくれたので6番手といいポジションからスタートができます。あとは決勝に向けてしっかり準備をし、初めての鈴鹿8耐を精一杯走ります 

Josh Hook
Josh Hook 5
F.C.C. TSR Honda France
TOP10 トライアルで1位を取ることが目標ではありませんでした。マシンがトップタイムを狙えるだけの仕上がりになっていなかったので、あえてリスクをおかす必要はありませんでした。8番手からのスタートで満足していますし、明日はいいレースができると信じています。今日の目標は短時間でレースセッティングを固めることで、それは達成できたと思います。もう少し時間があればよかったのですが、今の状態でも十分決勝に挑めます 

Alan Techer
Alan Techer 5
F.C.C. TSR Honda France
TOP10 トライアルで初めて2分6秒台を出すことができ、タイムアタックを楽しめたと思います。転倒することなく無事に終えられてよかったです。私たちの目標は決勝です。明日はチームワークを武器にいいレースをします 


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