長島哲太が2分4秒934を出し、Team HRCがポールポジションを獲得
鈴鹿8時間耐久ロードレース(以下、鈴鹿8耐)、土曜日の午前中は鈴鹿4時間耐久、そしてトップ10トライアルの前にフリー走行が行われました。
しかし、スタート直後に転倒者が出て赤旗中断となってしまいます。再開後、1コーナーで♯33TeamHRC(長島哲太/高橋巧/イケル・レクオーナ)のレクオーナが接触転倒、すぐにピットに戻ります。またその直後には、2輪専用シケインでジョナサン・レイ(カワサキ)が転倒、赤旗が提示されるという波乱が続きます。再開され、長島がコースインしますが、♯5F.C.C. TSR Honda France(ジョシュ・フック/ジーノ・リア/マイク・ディ・メリオ)のリアがシケインで転倒、3度目の赤旗が提示されることに。再開を待ちますが、フリー走行はそのまま終了となってしまいます。
1番手から10番手までのグリッドを決めるトップ10トライアルに出場するチームは、5日の計時予選で決まります。1番手に♯33TeamHRC。4番手に♯17Astemo Honda Dream SI Racing(作本輝介/渡辺一馬/羽田太河)、5番手に♯5F.C.C. TSR Honda France、7番手に♯72Honda Dream RT SAKURAI HONDA(濱原颯道/日浦大治朗/國井勇輝)、8番手に♯73SDG Honda Racing(名越哲平/浦本修充/榎戸育寛)、9番手に♯25Honda Sofukai Suzuka Racing(亀井雄大、杉山優輝、田所隼)が入り、トップ10トライアルに挑むことになります。アタックライダーは、チーム内から2名が選ばれます。
ですがトップ10トライアル直前になり、天候不順を加味して、計時予選へと変更となります。16時から40分間の走行で、最終グリッドを決めることになりました。1台のマシンを使用し、誰が駆ってもいいというルールです。気温28℃、路面温度は36℃という状況の中、開始と同時に長島がコースインします。
長島は2周目に2分4秒934を記録してリーダーボードのトップに立ち、ピットインします。続いてレクオーナがコースインします。アレックス・ローズ(カワサキ)が2分5秒413で2番手浮上する中、レクオーナは2分6秒台を記録してピットイン。次は高橋がコースインし、高橋も2分6秒台を記録しました。
その後、レイ(カワサキ)がニュータイヤでコースインすると2分5秒148を記録しますが、長島のタイムを超えることができず2番手に。3番手に#7Yart-Yamaha Official Team EWCが2分5秒768で付け、続いてフックが2分6秒204を記録して4番手に上がります。5番手に♯73SDG Honda Racingがつけ、濱原が最後のアタックに飛び出すも、番手変わらず♯5F.C.C. TSR Honda Franceが6番手。7番手は♯17Astemo Honda Dream SI Racing、8番手に♯25Honda Sofukai Suzuka Racingという結果になりました。
TeamHRCがトップとなり、Hondaは2009年以来のポールポジション(PP)を獲得しました。