Test Session 4
EWC 2022
Round 3

Team HRCにレクオーナが合流。順調に2日間のテストメニューを消化

jp Suzuka Circuit

「鈴鹿8時間耐久ロードレース」(以下、鈴鹿8耐)のテスト2日目が行われました。#33Team HRCのイケル・レクオーナは2日の夜に鈴鹿入りし、チームに合流しました。

Team HRCにレクオーナが合流。順調に2日間のテストメニューを消化

前日と変わらず、朝から強い日差しが降り注ぐ酷暑のなかで走行が行われました。セッション3は、世界耐久選手権(EWC)レギュラーチームのYART - Yamaha Official Team EWC (ヤマハ)が2分6秒684でトップ。2番手に#33Team HRC(長島哲太/高橋巧/イケル・レクオーナ)が入り、2分7秒049。4番手には#73SDG Honda Racing(名越哲平/浦本修充/榎戸育寛)が2分8秒585。6番手に#17Astemo Honda Dream SI Racing(作本輝介/渡辺一馬/羽田太河)で2分8秒619。7番手に#25Honda Sofukai Suzuka Racing(亀井雄大/杉山優輝/田所隼)が2分8秒646。9番手に#5F.C.C. TSR Honda France(ジョシュ・フック/ジーノ・リア/マイク・ディ・メリオ)が2分8秒910と、8秒台が続きました。8秒台以上のタイムを出しているのはここまでとなりました。

午後から行われたセッション4は、雲が出て日差しも多少はやわらいだものの、蒸し暑さは変わらない中での走行となりました。Team HRCのレクオーナは午後からの走行を中心にこなします。トップタイムはKawasaki Racing Team Suzuka 8Hで2分7秒157。4番手に#73SDG Honda Racingで2分7秒670。#5F.C.C. TSR Honda Franceは2分7秒761で5番手と、7秒台にタイムアップ。#33Team HRCは2分8秒796で、10番手でセッションを終えました。

Team HRCの山野一彦監督は「午前中に高橋選手を中心に乗ってもらい、その流れで長島選手に確認して、午後にはイケル選手とマシンの確認を進めました。イケル選手には、2台のマシンをそれぞれ10周と、プチロングランをこなしてもらいました。3選手とも、タイムは気にせずに抑え気味の走行で、最終確認を済ませました。高橋選手の経験を元にした意見を取り入れてマシンのセットアップを進め、それを長島選手も受け入れ、イケルが乗るという流れは、お互いのライダー同士のリスペクトがあってこそです。3人の前向きな姿勢にチームの団結も強くなっていることを感じています。順調過ぎるくらいに進んでいますが、緊張感をもって、予選に挑みます」と語りました。

他のHonda勢チームも、この2日間のテスト期間を使い入念な走行を重ねてきました。4日は鈴鹿4時間耐久の走行スケジュールが組まれています。鈴鹿8耐はテストセッションを終え、5日(金)に予選、6日(土)はトップ10トライアル、そして7日(日)に決勝を迎えます。


Tetsuta Nagashima
Tetsuta Nagashima 33
Team HRC
1日目の気温と路面温度の高さは、これまで経験したことのないものでしたが、その状況でもタイムを出すことができています。2日目は、高橋選手の意見を取り入れたマシンに乗り、自分のアプローチとは違った取り組みを知ることができて勉強になりました。実際に走ってみて、ネガティブな要素は感じませんでした。まだまだ自分は8耐経験が少ないので、高橋選手の経験値を頼りにしていますし、学ばせてもらいたいと思っています。予選でさらにいい状況を作れるようにと思っています。1日目は6秒台、2日目は7秒フラットとユーズドタイヤで出ているので、ここまで順調にきているなと実感しています。ここまではタイムを狙った走行はしていないので、予選で狙える状況ができたらと願っています 

Takumi Takahashi
Takumi Takahashi 33
Team HRC
1日目はマシンの確認をしました。転倒してしまったこともあり、2日目に以前から試してみたいと思っていた足回りに関しての要望を聞いてもらい、それをトライすることができました。自分としては、その仕様のほうが走りやすいと感じましたが、長島選手やイケル選手がどう感じるのかが重要なので、その意見を聞いて、どう進めていくのかはチーム判断に任せます。それでも、長島選手の前向きなコメント聞くことができてよかったです。今回はタイムを気にすることなく走りました。金曜日の予選で、みんなが乗りやすく、疲れにくい8耐マシンとして、さらに前進できるようにと思っています 

Iker Lecuona
Iker Lecuona 33
Team HRC
週末にSBKのレースがあったので、昨夜に来日して、夜遅くに鈴鹿に到着しました。1日目のテストには参加できなくて、2日目の午後から走り、鈴鹿8耐特有の気温と路面温度の高さを体感しました。マシンのチェックが目的でしたが、この気象条件で、このトラックを攻略する難しさを感じました。マシンのセッティングに関しては、2人に任せていますし、2人から学びたいと思っているので、それをベースに、ここから自分なりにアジャストしてタイムアップしていきます。前回のテストでは2分7秒台が出ているので、そのレベルまでもっていきたいと思います 

Josh Hook
Josh Hook 1
F.C.C. TSR Honda France
非常に難しいコンディションで、気温も非常に高く路面が滑りやすかったので、マシンを前後逆さまにするくらいのトライをして、この暑さのなかでうまく機能するセッティングを探りました。でも、それがよかったとは思えない。こんなコンディションのコースでは、何をやってもうまくいかなかったです。だから今日の午後になって路面温度がかなり下がってから、マシンのフィーリングも普通になっていきました。2日間のテストで自分たちのペースも分かっています。今はただ、レースに向けて安定した走りをすることが重要だと思います。週末、レース中に路面温度が上がりすぎなければ、今のマシンなら自信がありますので楽しみにしています。全体的にはとてもいい感じです 

Gino Rea
Gino Rea 5
F.C.C. TSR Honda France
本当にたいへんな2日間のテストでした。もちろん、予想通りです。まず、ここはとてもとても暑い。昨日は気温が45度くらい(午前10時の段階で気温38℃、路面60℃超)で、何周も走りました。あまり長い距離を走ったわけではないですが、1日で何周もしました。ショートランだったのは、ヨーロッパでのマシンの走りに比べて、このサーキットではポイントを思ったように見つけられなかったからです。だから日本仕様のブリヂストンタイヤには、昨日から今日にかけて、何度も何度も変更を加えて臨んでいます。それでもセッションの終了までには、レースペースとマシンのフィーリングを向上させることができたし、柔らかめのタイヤもうまくいったので、最終的には前進することができたと思います。まだ少し課題は残っていますが、レースペースは問題ありません。これが8時間のレースで最も重要なことですから 

Mike Di Meglio
Mike Di Meglio 1
F.C.C. TSR Honda France
2日間のテストでフィーリングは悪くなかったですが、とにかく非常に暑かったです。ただ、誰にとっても非常に難しいコンディションでしたね。まだHonda、カワサキのファクトリーチームの後にいるけど、決して悪くはない。しかし、レースではとにかくより多くのポイントを獲得するために、集中力を切らさないようにして走るだけです。だから各セッションでミスをしないように、またチャンピオンシップのためのボーナスポイントを獲得するために集中してレースに臨むつもりです 

Teppei Nagoe
Teppei Nagoe 73
SDG Honda Racing
気温や路面温度がかなり高い状態でのテストだったので、セットアップがたいへん難しかったと思います。8時間走るためのマシンを仕上げていくのはたいへんですが、いろいろ試すことで正解を見つけられるので、少しずつですが手ごたえを感じられる充実したテストになりました。 3人のアベレージタイムも安定しているので、8時間の中で自分たちが出せるものを出し尽くしますので、暑い中ですがSDG Honda Racingを応援していただけるとうれしいです 

Naomichi Uramoto
Naomichi Uramoto 73
SDG Honda Racing
前回のテストでは二日目は参加できなかったのですが、名越選手と榎戸選手がセッティングをつめてくれていたので、今回そこからスタートすることができました。路面温度が上がったら出てくる不具合を解消するためにいろいろ試して、最終的にいいベースができましたので、週末に向けていいテストができたと思います。 まずは8耐の醍醐味であるトップ10に残り、いい順位からスタートして、決勝ではチーム一丸となっていい結果を残したと思います 

Ikuhiro Enokido
Ikuhiro Enokido 73
SDG Honda Racing
テストごとに暑くなっていましたが、特にこの2日間のテストで日中の温度が高くなり、マシンのセッティングも難しいのですが、それ以上に身体への負担も厳しい状況でした。集中力を切らないようにかなり注意をするとともに、そのような中でもいろいろなことを試せたことがよかったと思います。 3年ぶりの8耐は、自分にとって初めての8耐でもあります。決勝で長い時間走る経験は初めてですが、自分の役割に徹するとともに、できることはすべて出し切り、チームのためにがんばります 

Md Zaqhwan Bin Zaidi
Md Zaqhwan Bin Zaidi 88
Honda Asia-Dream Racing with SHOWA
前回のテストで初めて新型のCBR1000RR-Rを走らせたので、セッティングやタイヤの特性を十分に理解しきれなかったと思います。しかしながら、今回の2日間のテストでマシンのポジティブなセッティングを見つけられたのではないかと思っています。 今週末の決勝に向けて、まずはトップ10に残れるようにがんばります。予選決勝ともに我々はベストを尽くしますので、ファンの皆さまからのご声援をよろしくお願いします 

Gerry Salim
Gerry Salim 88
Honda Asia-Dream Racing with SHOWA
前回のテストでは自分自身少し引っかかった感じがありました。今回は非常にリラックスできているので、2日間のテストを終えてロングランでも26周走れて、ラップタイムも安定しているので、非常にいい状態だと思います。 本番に向け私たちHonda Asia-Dream Racing with SHOWAはとてもいい状態にあると思っています。私もライダーとしてベストを尽くしますので、ぜひとも応援をよろしくお願いいたします 

Helmi Azman
Helmi Azman 88
Honda Asia-Dream Racing with SHOWA
今回は2回目のテストになりますので、前回の経験をもとに2日間のテストに臨みましたので、かなり手ごたえもよくなってきたと思います。 もっと速く走れるようになって、他の2人のライダーとのギャップが開かないようにがんばります。 Hondaファンの皆さんいつも応援ありがとうございます。週末に向けがんばりますので、これからも応援お願いします 


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