Team HRCにレクオーナが合流。順調に2日間のテストメニューを消化
「鈴鹿8時間耐久ロードレース」(以下、鈴鹿8耐)のテスト2日目が行われました。#33Team HRCのイケル・レクオーナは2日の夜に鈴鹿入りし、チームに合流しました。
前日と変わらず、朝から強い日差しが降り注ぐ酷暑のなかで走行が行われました。セッション3は、世界耐久選手権(EWC)レギュラーチームのYART - Yamaha Official Team EWC (ヤマハ)が2分6秒684でトップ。2番手に#33Team HRC(長島哲太/高橋巧/イケル・レクオーナ)が入り、2分7秒049。4番手には#73SDG Honda Racing(名越哲平/浦本修充/榎戸育寛)が2分8秒585。6番手に#17Astemo Honda Dream SI Racing(作本輝介/渡辺一馬/羽田太河)で2分8秒619。7番手に#25Honda Sofukai Suzuka Racing(亀井雄大/杉山優輝/田所隼)が2分8秒646。9番手に#5F.C.C. TSR Honda France(ジョシュ・フック/ジーノ・リア/マイク・ディ・メリオ)が2分8秒910と、8秒台が続きました。8秒台以上のタイムを出しているのはここまでとなりました。
午後から行われたセッション4は、雲が出て日差しも多少はやわらいだものの、蒸し暑さは変わらない中での走行となりました。Team HRCのレクオーナは午後からの走行を中心にこなします。トップタイムはKawasaki Racing Team Suzuka 8Hで2分7秒157。4番手に#73SDG Honda Racingで2分7秒670。#5F.C.C. TSR Honda Franceは2分7秒761で5番手と、7秒台にタイムアップ。#33Team HRCは2分8秒796で、10番手でセッションを終えました。
Team HRCの山野一彦監督は「午前中に高橋選手を中心に乗ってもらい、その流れで長島選手に確認して、午後にはイケル選手とマシンの確認を進めました。イケル選手には、2台のマシンをそれぞれ10周と、プチロングランをこなしてもらいました。3選手とも、タイムは気にせずに抑え気味の走行で、最終確認を済ませました。高橋選手の経験を元にした意見を取り入れてマシンのセットアップを進め、それを長島選手も受け入れ、イケルが乗るという流れは、お互いのライダー同士のリスペクトがあってこそです。3人の前向きな姿勢にチームの団結も強くなっていることを感じています。順調過ぎるくらいに進んでいますが、緊張感をもって、予選に挑みます」と語りました。
他のHonda勢チームも、この2日間のテスト期間を使い入念な走行を重ねてきました。4日は鈴鹿4時間耐久の走行スケジュールが組まれています。鈴鹿8耐はテストセッションを終え、5日(金)に予選、6日(土)はトップ10トライアル、そして7日(日)に決勝を迎えます。