金曜日の練習走行で6番手につけたアーウインはそのままQ2に進み、好調なペースを維持したまま予選を5番手でフィニッシュ。レース1はセカンドローのグリッドでスタートを切ると、そのまま先頭集団で最初の数ラップを重ねます。アーウインのチームメート高橋巧はコープスでキース・ファーマー(BMW)の転倒に巻き込まれて、転倒。3周目の序盤でセーフティカーが導入されました。幸いにも高橋にケガはなく、明日はレースに臨みます。
レースが再開されるとアーウインは強気にプッシュし、2番手に浮上します。その後タラン・マッケンジー(ヤマハ)に抜かれて順位を一つ落としたアーウインは、クリスチャン・イドン(ドゥカティ)にも追られますが、ラスト2ラップでマッケンジーとジェイソン・オハローラン(ヤマハ)がリタイアし、アーウインはクリアラップで首位に立ちました。クラッシュ後間もなくレッドフラッグとなり、アーウインはそのままレース1で勝利を勝ち取りました。
水野涼(Honda Racing UK)も堅調なスタートを切り、今季初めてQ2に進みました。自己最速ラップ53秒570で、12番手という今季ベストの予選結果を残しました。水野は何度かバトルを繰り広げ、今シーズンベストの12位でチェッカーフラッグを受けました。
スーパーストック選手権に参戦するトム・ニーブは、予選で苦戦しながらもクリアラップを確保し、レース1で16番グリッドを獲得しました。粘らなければならないことはわかっていたので、スタート直後から周回ごとに順位を上げ、22周で11人抜きの追い上げで5位フィニッシュ。4周目をファステストラップとなる54秒673で駆け抜けたニーブは、明日のレース2でポールポジションを獲得しました。
チームは9月12日(日)、スーバーバイク選手権ではタイトルへの挑戦権をかけた2レースが、スーパーストック選手権ではレース2に臨みます。