アーウィンが前日に続き2位表彰台を獲得し、ポイントランキング7位に浮上
Honda CBR1000RR-R FIREBLADE SPでスーパーストック選手権に参戦するトム・ニーブ(Honda Racing UK)が、今日のレースでついに優勝を果たしました。前日のレースで黄旗追い越しのペナルティーにより優勝を逃したことニーブは、教訓を活かしてHonda勢に今季初の勝利をもたらしました。
20周のレースをポールポジションからスタートしたニーブは、スタート後にホールショットを獲得し最後までそのポジションを守りきりました。無理することなく完ぺきな走りをみせたニーブは、2位のルーク・モーシー(カワサキ)に2.678秒の差をつけてフィニッシュ。今日のレース2の結果により、ニーブは113ポイントで現在のポイントリーダーであるアレックス・オルセンと同ポイントで2位に浮上しました。
続くスーパーバイク選手権では、レース3にてグレン・アーウィン(Honda Racing UK)がHonda CBR1000RR-R FIREBLADE SPで2位表彰台を獲得し、Honda勢に再び喜びの表彰台をもたらしました。同日行われたレース2でのクラッシュで肩を脱臼したアーウィンでしたが、メディカルチームの施術を受け無事にレース3のグリッドにつくことができました。
サーキットに雨が降り始め、レースは20周に短縮されてリスタートとなりました。インターミディエイトタイヤを装着したアーウィンは、どうレースを戦うべきかしっかりイメージをしながらリスタートを切りました。リスタート直後、集団から抜け出たアーウィンは序盤レースをリードして走行しました。いいリズムで周回を重ねていたアーウィンでしたが、トミー・ブライドウェル(ドゥカティ)に追いつかれてレース3は2位表彰台を獲得しました。昨日のレース1に引き続きレース3でも2位となったアーウィンは、第5戦で40ポイントを獲得し、チャンピオンシップランキング7位となりました。
水野涼(Honda Racing UK)は今日開催されたレース2・3の両レースでポイントを獲得し、自身初めての英国スーパーバイク選手権でのポイントを挙げました。昨日のレース1の結果を更新し、レース3では自己最高位となる13位でフィニッシュしました。一方、レース2・3共にDNF(Did Not Finish:完走ならず)となってしまった高橋巧(Honda Racing UK)にとっては困難な1日となりました。走行するたびにラップタイムの改善をみせていた高橋でしたが、レース2では負傷はなかったもののクラッシュ、レース3ではスタート時にグリッドでストールを起こし、周回遅れになりリタイアとなりました。
夏の連戦が続く中、Honda勢はホームレースとなるキャドウェルパークでの第6戦に向けて、チーム一丸となり準備を進めます。