Race 3
BSB 2022
Round 6

グレン・アーウインが今大会全レースでポイント獲得し、ランキング5位に浮上

gb Thruxton

英国スーパーバイク選手権第6戦の最終日がスラックストンで開催されました。昨日に引き続き猛暑に見舞われた一周約2.3マイル(3.7km)のハンプシャーサーキットにて行われた2レースでは、Honda Racing UK teamがポイントを獲得。グレン・アーウインはザ・ショーダウン進出への一歩を進め、チャンピオンシップランキング5位へ浮上しこの週末を終えています。

グレン・アーウインが今大会全レースでポイント獲得し、ランキング5位に浮上

Honda CBR1000RR-R FIREBLADE SPで参戦するアーウインは、この日行われた2レースで6位と4位という好成績を残しました。特に最後のレースでは印象的な走りを見せました。

9番グリッドからスタートしたレース3、オープニングラップの終盤では13番手まで順位を落としてしまいましたが、タイヤマネジメントがカギとなるスラックストンで、アーウインはタイヤを温存し、レース後半まで好調を維持しました。

そして後半、前方のライバルたちよりも速いスピードでアーウインは8番手に浮上、その後4番手までポジションアップしました。そして18周目までレオン・ハスラム(カワサキ)とリー・ジャクソン(カワサキ)と4位争いを繰り広げたアーウインは、バトルの末ジャクソンと1.273秒の差で4位を獲得しました。

この週末で36ポイントを獲得したアーウインは、チャンピオンシップポイントが192ポイントとなりランキング5位になりました。

チームメートの水野涼は週末を通して改善を見せ、今季自己最高位の結果を残し、3レースすべてでポイントを獲得しました。20周で行われたレース3ではしっかりとタイヤマネジメントをしながら走り、21番手からスタートしトップ10位入りまであと一歩の12位を獲得しました。

同じく鈴鹿8耐から戻りこのレースウイークを通じて調子を上げる姿を見せた高橋巧は、レース3で27番手からスタートし14位まで順位を上げポイントを獲得しました。

一方、英国スーパーバイク選手権ルーキーのトム・ニーブにとっては、肩のケガに悩まされた苦しいレースウイークとなりました。昨日のeBayスプリントレースでは16位を獲得しましたが、今日のレース2をリアショックのトラブルによりリタイアをすることになりました。28番手からスタートしたレース3では、序盤いいペースを見せ、17番手までポジションアップをしましたが、終盤に20位まで順位を落としチェッカーを受けました。

Honda勢は2週間後に英国スーパーバイク選手権の第7戦を、ホームであるキャドウェルパークのリンカンシャーで迎えます。


Glenn Irwin
Glenn Irwin 2
Honda Racing UK
昨日は4位、そして今日は6位と4位という結果となり、総合的に多くのポイントを獲得することができたいい週末にすることができました。昨日からマシンのセッティングは変わっていないのにもかかわらず、レース2は何かしらの理由で苦戦する一戦となりました。レース3に向けていくつか変更を行ったところ改善されました。スタートではアグレッシブになりすぎるライダーたちもいたため、前方のライダーたちから距離を取りスタートしました。レースでは計画的にレースを進め確実な5位というポジションを目指していましたが、ピーター(ヒックマン/BMW)がリタイアしたため4位となりました。レース3でのFIREBLADEの手応えはよく、多くのライダーたちを追い抜くのはとても楽しむことができ、ザ・ショーダウンへの進出を確実なものにした一戦でした。チームのホームであり、僕自身の故郷の近くでもあるキャドウェルパークでのレースは、自分のレースにできるようにがんばります

Ryo Mizuno
Ryo Mizuno 88
Honda Racing UK
とてもいいレースウイークになりました。セッションごとに問題を解決することができ、最後のレースへと進めることができたことはとてもいいことだと思います。今季初めてのQ2への進出、全レースでポイントを獲得、そしてレース毎にポジションを上げることができました。次のレースまでにこれまでのレースを比較して備え、引き続き改善を目指します。この週末のハードワークにあたってくれたチームスタッフの皆に感謝をしています

Takumi Takahashi
Takumi Takahashi 13
Honda Racing UK
今朝のウォームアップセッションで違うセットアップを試したところ少し改善が見られました。しかしレース2ではスタートからあまりいいペースがつかめず、順位を上げることができませんでした。レース3でも違ったことを試し、この週末で一番ベストの感触をつかむことができポイント獲得へとつながりました。次戦のキャドウェルパークではさらに上位を目指して戦います

Tom Neave
Tom Neave 68
Honda Racing UK
とても難しく残念なレースウイークとなりました。期待をして臨んだ週末でしたが、結果に残すことができませんでした。肩の負傷に悩まされ、それが大きな支障となってしまいました。次戦までにしっかりと治し、キャドウェルパークでのレースに備えたいと思います。僕自身のホームレースとなり、年間でも好きなレースです。シーズンはまだ折り返し地点なので、まだこれから改善できると信じています。チームメートたちはFIREBLADEがスラックストンで強いと証明してくれました。気持ちを切り替えて、次戦は強くなって戻ってきます



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