BSB Race 1
BSB 2021
Round 9

第9戦オウルトンパーク、アーウィンとニーブが好調なスタートを切る

gb Oulton Park

英国スーパーバイク選手権は、オウルトンパークで第9戦を迎えました。スーパーバイク選手権、スーパーストック選手権の両カテゴリーでポイントを獲得し、Honda Racing UKにとって幸先のいいオープニングレースとなりました。

第9戦オウルトンパーク、アーウィンとニーブが好調なスタートを切る

スーパーバイク選手権の「ザ・ショーダウン」(※ページ下部で詳細を説明しています)で、ランキング上位8名の「タイトルファイター」に入ったグレン・アーウィン(Honda Racing UK)は、今日のレース1で8位入賞を果たし、チャンピオンシップ争いにおける貴重なポイントを確実に獲得しました。金曜日のフリー走行で9番手をマークしたアーウィンは、今日行われた予選で難なくQ2まで進むと、レース1では3列目9番グリッドを獲得。レース中はピーター・ヒックマン(BMW)、ダニー・バカン(カワサキ)と好バトルを展開したアーウィンは、は8位でフィニッシュしました。

チームメートの水野涼はQ1で6番手タイムをマークし、予選Q2へ進出。オウルトンパークの特性を学びながらも、17番手からスタートしたRace1は一時16番手にポジションを上げ、18位でチェッカーを受けました。高橋巧は予選で惜しくもQ2に進むことができず、21番グリッドとなりました。14周で行われたレースでは、一時18番手まで浮上し、最後は20位でレースを終えました。

Honda CBR1000RR-R Fireblade SPでスーパーストック選手権に参戦中のトム・ニーブ(Honda Racing UK)は、今日のレース1で6位入賞を果たし、引き続きチャンピオンシップをリードしています。11番手からスタートしたニーブは、14周のレースで後方から挽回を果たすべく、素晴らしいペースで戦い、一時4番手までポジションアップ。最後は6位でチェッカーフラッグを受け、10ポイントを獲得して明日の第2レースを迎えます。

チームは、明日予定されているスーパーバイク選手権の2レース、スーパーストック選手権のレース2に向けて、引き続き準備を進めていきます。


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Glenn Irwin
Glenn Irwin 2
Honda Racing UK
予選で9番手を獲得できたことに十分に満足していました。そして、今日のようなコンディションの中で、2列目スタートも狙えるほどのペースで走れていました。Firebladeについて学ぶこともあり、コース上がクリアな状況でレースをしたかったので、9番グリッドというのはいいスタートを切るのに好位置でした。オープニングラップでライアン・ヴィッカーズ(カワサキ)との接触がありましたが、2人とも続行することができて、結果的に悪くないレースになりました。8位という結果に満足しているわけではありませんが、Hondaの力強さを見せることができたのではないでしょうか。このオウルトンパークでレコードタイムを持つヒックマンと、バカンとのバトルでは、自分たちの強みや改善すべき点を観察しながら走りました。今日のレース1では多くのことを学べたと感じています。第9戦となり、ザ・ショーダウンに進むことができているので、明日のレースでもより多くのポイントを獲得できるよう戦います

Ryo Mizuno
Ryo Mizuno 88
Honda Racing UK
この週末は前戦のシルバーストーンでの結果を活かして戦いたかったのですが、昨日行われたフリー走行で問題が発生して上手く進めることができず、一歩後れを取ってしまいました。後方からのスタートとなりましたが、オープニングラップではベストタイムを出すことができました。しかし、体力的に同じペースをキープすることができず、レース後半で減速してしまいました。それ以外では同じくオウルトンパークで行われた開幕戦から前進できていると感じました。明日も引き続きベストを尽くして頑張ります!

Takumi Takahashi
Takumi Takahashi 13
Honda Racing UK
ウエットコンディションで行われたFP3で感じていた手応えが予選ではなく、タイム更新は叶いませんでした。決勝中は前方の2台をオーバーテイクすることができたのですが、その後コースアウトしてポジションを落としてしまいました。明日はいい流れを取り戻し、よりよい結果に繋げたいと思います

Tom Neave
Tom Neave 68
Honda Racing UK
理想ではもっと前のグリッドを獲得したかったのですが、予選で11番手となり、今日のレースは難しい状況からのスタートになりました。しかし、チャンピオンシップ争いにはさほど大きな影響なく終えることができました。予選は前戦のシルバーストーンと似た状況でしたが、決勝で追い上げられることを、改めて証明できました。驚くことに、レース中は一時4番手まで追い上げられました。明日に向けて改善をしなくてはならないセットアップ面での問題がいくつかありましたが、レース2への方向性はつかめています。明日はできれば表彰台獲得という結果に繋げられるように戦います

ザ・ショーダウン~チャンピオン決定の道程~

ザ・ショーダウンは2010年より導入されたシステムで、プロ野球のプレーオフに似た考え方です。
第8戦までの8大会24レースをメインシーズンと呼び、この大会までにランキング上位8位に入った選手は「タイトルファイター」と呼ばれ、チャンピオン獲得の参戦権が与えられます。
このシステムでは、まず、上位8名のポイントを一旦リセットし、1000ポイントに加え、さらにメインシーズンの中で表彰台に登壇した回数に応じて「ポディウムポイント」が付加されます。配点は優勝で5点、2位で3点、3位で1点となります。
例えば、優勝1回(5点)、2位2回(6点)、3位1回(1点)で合計12点となり、1012ポイントがタイトルファイターとしての獲得ポイントとなります。
このように計算されたポイントと残り3大会9レースで上位15名に与えられるポイント(25-20-16-13-11-10-9-8-7-6-5-4-3-2-1)とを合算してチャンピオンが決定します。
なお、9位以下の選手はメインシーズンのポイントをそのまま計算しランキングを争います。




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