Race 3
BSB 2022
Round 7

キャドウェルパークの逆風にめげず、ザ・ショーダウンへの望みはまだ強く

gb Cadwell Park

キャドウェルパーク・サーキットで開催された英国スーパーバイク選手権第7戦は、Hondaチームにとってチャレンジングなホームレースとなりました。全体を通して課題はありましたが、グレン・アーウインの総合5位を含め、ポジティブな結果をしっかり残しました。トップ8位が決まるまで、残すところあと3戦です。

キャドウェルパークの逆風にめげず、ザ・ショーダウンへの望みはまだ強く

18周のレース2で、CBR1000RR-R FIREBLADE SPを駆るアーウインは8番グリッドからのスタートとなりました。12番手まで後退した序盤から、なんとか9番手まで追い上げた16周目でレッドフラッグとなりました。

10番手からスタートしたレース3では再び若干後退しますが、リズムをつかみ、前方の4位争いの集団とのギャップを縮め始めました。終盤、ジェイソン・オハロラン(ヤマハ)と競り合った結果8位でフィニッシュし、ザ・ショーダウンへの望みをつなぎました。現在214ポイントで総合5位につけています。

高橋巧はセットアップで苦戦したものの、キャドウェルパークでしっかりと進歩を遂げました。レース1でのクラッシュが原因で、レース2は28番グリッドからのスタートを余儀なくされましたが、集団を追い抜き20位でフィニッシュしました。さらに、レース2では12番目に速いタイムをマークし、レース3は12番手からのスタートという見事な飛躍を披露しました。

スタートで出遅れた高橋は22番手まで後退しますが、粘り強く戦い、ザ・ショーダウンを狙うライバル、カイル・ライド(ヤマハ)を抜き、ポイント獲得のラインとなる15位でフィニッシュしました。トム・ニーブはレース2とレース3を17位と19位、水野涼は22位と21位でそれぞれフィニッシュしました。

チームは9月9日から11日までの3日間、スネッタートンで開催される第8戦に向けて準備を進めます。この第8戦で、ザ・ショーダウンの8人が決まります。


Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image

Glenn Irwin
Glenn Irwin 2
Honda Racing UK
レース3はこれまでよりずっとよかったです。シャシーに少し変更を加えたことがとても効果的で、苦戦していた課題の一つが改善されました。クリスチャン・イドン(スズキ)がリタイアとなった時点で、前の集団とのギャップがありましたが、追いついていけたのはとてもうれしかったですし、終盤のジェイソン・オハロラン(ヤマハ)とのバトルも同じでした。ホームレースの場合は特に、さらなる結果を追求するのが常ですが、4位を目指すバトルはモチベーションになります。タフなウイークエンドでしたが、キャドウェルでは体力的にベストな感触でした。以前の肩のけがが回復しているという意味なので、とてもうれしいです。次はスネッタートンです。ファイナルレースの前にザ・ショーダウンへの道を勝ち取れたらと思います。

Ryo Mizuno
Ryo Mizuno 88
Honda Racing UK
キャドウェルパークは難関コースの一つで、これまでもタイムはよくなっていましたが、まだ十分ではありませんでした。改善はしているのですが、英国のサーキットは特に難しいです。まだレースは残っているので、経験を活かしていきたいです。

Takumi Takahashi
Takumi Takahashi 13
Honda Racing UK
昨日のレース1でのクラッシュがあったので、レース2では感触が戻らないうえに、28番グリッドからのスタートとなったので、キャッチアップが難しかったです。レース3ではスタートで大きなミスをしてしまい、順位を大きく落としました。なんとか取り戻そうとベストを尽くしましたが、15位が精一杯でした。レース3ではマシンの感触がよかったので、チームのみんなに感謝しています。得たものもたくさんありましたし、キャドウェルパークを満喫できました。

Tom Neave
Tom Neave 68
Honda Racing UK
正直なところ、期待していたものとは違うレースになりました。金曜日のテストではいいところまできていました。これまで、みんながすばらしいラップタイムを出しながらキャドウェルまで進んできました。いつでも結果を目指して戦えるチームなので、トップ10入りを達成できず、苦戦続きのウイークエンドになったのは残念です。多くのことをトライしたのですが、うまくいきませんでした。チームは課題解決に力を尽くし、いいパッケージになったのですが、今回は結果につながりませんでした。ですが、次はチームが得意とするスネッタートンがあるので、前向きにならなければなりません。力を信じ続けること、ポジティブなことに集中することが大切です。そうすれば、きっとすべてがうまくいきます。


レポート公開日
戻る