悪天候の予報を受け、英国スーパーバイク選手権とスーパーストック選手権のレース1は、ともに数時間前倒しというスケジュールに変更となりました。
油断を許さない天候のもとで行われた午前中のQ2で、CBR1000RR-R FIREBLADE SPを駆るグレン・アーウイン(Honda Racing UK)は3番手に入りました。雨天に見舞われながらもレースで好調なスタートを切り、3周目まで3番手を守りますが、フォガティ・エッセ・コーナーでリタイアを喫しました。幸いケガはありませんでした。
チームメートの水野涼(Honda Racing UK)と高橋巧(Honda Racing UK)は、ともにドニントンパークGPのデビュー戦となりました。水野は午前中のフリープラクティスで9番手となりましたが、レースでは12番手で走行中の12周目にリタイアとなってしまいました。幸いにもケガはありませんでした。グリッドに立った26人のライダーのうち、16周を完走したのは15人にとどまりましたが、高橋は13位で完走し、ポイントを獲得しました。
Honda Racing UKチームからスーパーストック選手権に参戦しているトム・ニーブは、予選で7番手につけましたが、雨が確実視された12周のレースは厳しいものになることが予想されました。リタイアだけはなんとしても避けたいニーブは慎重な走りを見せ、11番手でフィニッシュ。チャンピオン争いのライバルであるアレックス・オルセン(BMW)を抑え、リードを守り切りました。
明日10月3日(日)、Honda Racing UKチームはスーパーバイク選手権2レース、スーパーストック選手権1レースに臨みます。
Glenn Irwin
2
Honda Racing UK 路面が氷のようなコースでエッジグリップに苦労しました。1周前よりスローダウンしてコーナーに入ったにもかかわらずクラッシュしてしまったことは、レース1は好調だっただけに残念でした。気を遣っていた肩の状態は悪くなかったものの、あのコンディションではクラッシュしやすかったです。今日の結果はチームに申し訳なく思いますが、コンディションに関わらずFIREBLADEのいい走りを実感できましたし、それが何より重要です
路面が氷のようなコースでエッジグリップに苦労しました。1周前よりスローダウンしてコーナーに入ったにもかかわらずクラッシュしてしまったことは、レース1は好調だっただけに残念でした。気を遣っていた肩の状態は悪くなかったものの、あのコンディションではクラッシュしやすかったです。今日の結果はチームに申し訳なく思いますが、コンディションに関わらずFIREBLADEのいい走りを実感できましたし、それが何より重要です
Ryo Mizuno
88
Honda Racing UK FP3から好調でQ1でもアタックを続け、自己ベストを記録したのですが、スローダウンしたライダーを避けられずにクラッシュし、リタイアとなってしまいました。ドニントンパークはお気に入りのサーキットの一つで、今週はとても調子がいいので、明日の2レースを楽しみにしています。天気がどうなるかは分かりませんが、どんなコンディションでもベストを尽くし、トップ10入りを目指します!
FP3から好調でQ1でもアタックを続け、自己ベストを記録したのですが、スローダウンしたライダーを避けられずにクラッシュし、リタイアとなってしまいました。ドニントンパークはお気に入りのサーキットの一つで、今週はとても調子がいいので、明日の2レースを楽しみにしています。天気がどうなるかは分かりませんが、どんなコンディションでもベストを尽くし、トップ10入りを目指します!
Takumi Takahashi
13
Honda Racing UK Q2では1周目でクラッシュしてしまい、チームには申し訳なく思います。完走してポイントも獲得できましたが、コンディションに適応できず、調子がよくなかったので、明日の2レースでばん回したいと思います
Q2では1周目でクラッシュしてしまい、チームには申し訳なく思います。完走してポイントも獲得できましたが、コンディションに適応できず、調子がよくなかったので、明日の2レースでばん回したいと思います
Tom Neave
68
Honda Racing UK 一番よくなかったのは、先に行われたスーパーバイク選手権のレースで次々とクラッシュする様子を見てしまったので、とにかく完走することが目標になってしまったことです。確かに結果は欲しかったのですが、今日のようなコンディションでは失うものも多く、それが私の走りに大きく影響してしまいました。プッシュできる体勢にはなく、何度もスライドしたので、とにかくマシンをゴールさせたいという思いで完走しました。今日はダメージを最小限に抑えられたので、明日が晴れてくれれば、いつもの自分が戻ってくると思います
一番よくなかったのは、先に行われたスーパーバイク選手権のレースで次々とクラッシュする様子を見てしまったので、とにかく完走することが目標になってしまったことです。確かに結果は欲しかったのですが、今日のようなコンディションでは失うものも多く、それが私の走りに大きく影響してしまいました。プッシュできる体勢にはなく、何度もスライドしたので、とにかくマシンをゴールさせたいという思いで完走しました。今日はダメージを最小限に抑えられたので、明日が晴れてくれれば、いつもの自分が戻ってくると思います
ザ・ショーダウン~チャンピオン決定の道程~
ザ・ショーダウンは2010年より導入されたシステムで、プロ野球のプレーオフに似た考え方です。 第8戦までの8大会24レースをメインシーズンと呼び、この大会までにランキング上位8位に入った選手は「タイトルファイター」と呼ばれ、チャンピオン獲得の参戦権が与えられます。 このシステムでは、まず、上位8名のポイントを一旦リセットし、1000ポイントに加え、さらにメインシーズンの中で表彰台に登壇した回数に応じて「ポディウムポイント」が付加されます。配点は優勝で5点、2位で3点、3位で1点となります。 例えば、優勝1回(5点)、2位2回(6点)、3位1回(1点)で合計12点となり、1012ポイントがタイトルファイターとしての獲得ポイントとなります。 このように計算されたポイントと残り3大会9レースで上位15名に与えられるポイント(25-20-16-13-11-10-9-8-7-6-5-4-3-2-1)とを合算してチャンピオンが決定します。 なお、9位以下の選手はメインシーズンのポイントをそのまま計算しランキングを争います。