EBay Sprint Race
BSB 2022
Round 11

グレン・アーウィンがブランズハッチでポール・トゥ・ウインを達成

gb Brands Hatch GP

2022年英国スーパーバイク選手権の最終戦がブランズハッチにて開幕を迎えました。予選にてポールポジションを獲得したグレン・アーウィン(Honda Racing UK)は、この週末のオープニングレースである16周のスプリントレース(レース1)で優勝を果たしました。

グレン・アーウィンがブランズハッチでポール・トゥ・ウインを達成

アーウィンはスタートから終始トップを独走し、ファステストラップ(1:25.090)をマークして優勝を決め、明日行われる20周のレースのポールポジションも獲得しました。

アーウィンはこのレースで25ポイントを獲得しましたが、タイトル争いをしていたブラッドリー・レイ(ヤマハ)がタイトル獲得条件を満たす5位を獲得したため、2022年英国スーパーバイク選手権のチャンピオンが決定しました。

ランキング3位のトミー・ブライドウェル(ドゥカティ)が13ポイント差に迫る中、アーウィンは今シーズンのランキング2位を獲得すべく、明日の2レースを戦います。
高橋巧(Honda Racing UK)は13位でフィニッシュし、ポイントを獲得しました。
ルーキーのトム・ニーヴ(Honda Racing UK)はオープニングラップの1コーナーでクラッシュしてしまい、苦しい一戦となりました。

スタートダッシュを決めたニーヴでしたが、1コーナーの「パドック・ヒル・ベント」に差し掛かると、前方集団の混乱に行き場をなくし、チームメイトの水野涼(Honda Racing UK)に追突してしまいました。ニーヴからの追突のためシートが外れてしまった水野は、1周目でリタイアを余儀なくされました。

チームは2022年最後をよい結果で締めくくるため、明日の2レースに挑みます。



Glenn Irwin
Glenn Irwin 2
Honda Racing UK
できる限りのことはしましたが、残念ながらチャンピオン獲得までは至りませんでした。ブラッドリー(・レイ)はシーズンのほとんどでパフォーマンスが上でしたし、私たちがよいペースを見せられたのは最後の数戦だけだと思います。ブラッドはチャンピオンにふさわしい戦いをしていましたし、彼は若くて素晴らしい、未来が期待される選手です。CBR1000RR-R FIREBLADE SPは今日もすばらしいパフォーマンスを見せてくれました。チームにあと100周このまま走れそうと伝えたくらいでした。最後の数周は25.2秒台で走行していたと思うのですが、最後2周で十分なギャップを確保できました。最初から最後まで、レースを楽しむことができました。そして弟が同じ表彰台に上る姿を見ることも喜ばしい結果でした。自分よりも高い位置で弟を見上げるよりも、自分が高い場所にいたいですね。同じく表彰台2位を獲得したピート(ピーター・ヒックマン〈BMW〉)には別の意味でもお互いに尊敬しています。私もピートも、英国スーパーバイク選手権にも、マン島TTレースにも参戦していて、どちらのカテゴリーでも結果を残せると証明できたことを誇りに思っています。明日の2レースはブラッド(ブラッドリー・レイ)とのチャンピオン争いのプレッシャーはなく戦えるので、今日と同じようなすばらしいレースにしていきたいです。ランキング2位を獲得するチャンスがあるので、明日のレースを楽しみにしています。

Ryo Mizuno
Ryo Mizuno 88
Honda Racing UK
1周目の1コーナーで追突されてしまったためリタイヤせざるを得なくなり、ついていないレースになりました。残念な結果ではあったのですが、ここブランズハッチでQ2へ進出することができたという自己ベストを更新することができ、改善を見せることができたことはうれしい結果になりました。明日の2レースが今シーズンの最終戦となりますが、後方から追い上げてよい結果で締めくくれるよう戦います。

Takumi Takahashi
Takumi Takahashi 13
Honda Racing UK
フリー走行1での感触は悪くなかったのですが、フリー走行2から予選にかけて良い方向に調整ができず、レース1は22番手からのスタートになりました。レースでは予選時よりも良いペースで走ることができたので、明日の2レースでは更に良い結果を目指して戦います。

Tom Neave
Tom Neave 68
Honda Racing UK
今日は正直なんと言っていいか分かりません。天気の影響でフリー走行3はダンプコンディション(セミウエット)だったため、予選に向けてドライでの走行があまりできず、この週末はあまりよいスタートを切ることができませんでした。予選Q2に進出することができ、自分にとっては一歩前進することができました。レースに向けてよい手応えを感じることができていたのですが、1コーナーで他車の混乱に巻き込まれクラッシュしてしまいました。自分のせいでなかったものの、何もすることができず、よいレースになると手応えがあった分、残念な結果になりました。明日の2レースは後方からのスタートになるため、今日のよかった部分を活かしてよい結果に繋げられるよう努めます。 


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